今年のバレンタインはストーリーのある贈り物を。 貰った相手と社会が喜ぶチョコ5選

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もうすぐバレンタインデー。いつもお世話になっている人、パートナー、友達、自分自身へ、改めて感謝の気持ちを伝える後押しをしてくれる日、だと筆者は思う。

今年のバレンタインは、自分と大切な人々が生きる社会のことを考える、という視点を持ってみてはいかがだろうか。IDEAS FOR GOODからは、プレゼントされる人と社会が笑顔になる5つのソーシャルグッドなチョコレートを提案したい。

01. フェアトレード&オーガニックチョコ「People Tree」
People Treeのフェアトレードチョコ

Image via People Tree

フェアトレードチョコブランド「People Tree」は、有機栽培に取り組むボリビアやペルーの生産者が育てたカカオ豆を適切な値段で買い取ることで、彼らの生活を支えている。

製造過程では添加物の乳化剤は使わず、シンプルな材料を長い時間をかけて練り上げていくことで舌ざわりの良いチョコレートになるという。

さらに、包み紙の裏にプリントされたポイントを貯めて応募すると、コスタリカのカカオ農家に10ポイントにつき1ドル寄付される。多くのポイント集めた人にはオリジナルのトートバックなどが送られるそう。消費者と生産者どちらも笑顔になれる仕組みが作られているのだ。

People Tree 公式サイト:http://www.peopletree.co.jp/food/choco/

02. 障がい者がショコラティエに「久遠チョコレート」
全国夢のチョコレートプロジェクト

Image via 全国夢のチョコレートプロジェクト Facebook

全国の福祉事業所でチョコレートを作り、一般市場でも通用するものを作り続ける、というコンセプトの「全国夢のチョコレートプロジェクト」。製造と販売を行う社団法人ラ・パルカグループの代表の夏目浩次さんは障がい者の賃金の低さに疑問を持ち、この事業を立ち上げたそう。

オリジナルブランド「久遠チョコレート」は最高級の素材にこだわっており、一般的に使われている工業用の準チョコレートに入っている油分などの添加物を一切使わず、時間をかけて丁寧に作られている。今では全国28店舗に展開しており、地域の素材とコラボした商品なども取り揃えている。

全国夢のチョコレートプロジェクト 公式サイト:http://quon-choco.com/home/

03. カカオ農園は対等なパートナー「Minimal」

Bean to Barって知ってる?新しくおいしいチョコのカタチで、自分も農家も幸せに


素材の味を最大限に活かしたチョコレートを追求するMinimalは、お店の中でカカオ豆からチョコレートまでを一貫してつくっている。

そのこだわりは徹底されており、より良いカカオ豆を求めて農園へ赴き、豆のことを深く知り、対等なパートナーとして農家さんと密にコミュニケーションを取るという。最終的な商品であるチョコレートの評判を農家さんに伝えることで、自分の育てたカカオに誇りを持てたり、カカオが高値で売れるようになったりするそう。

また、Minimalはチョコレートのパッケージにもこだわっており、カカオ豆の産地から加工方法などさまざまな情報が記載されている。家に持ち帰ったチョコレートのパッケージを眺めることで、生産者のカカオ農園について想いをはせることができる。

04. 素材と製法にこだわる「第3世界ショップのフェアトレードチョコ」
第3世界ショップのフェアトレードチョコ

Image via 第3世界ショップ

第3世界ショップは、貧困とそれによりもたらされる世界の諸問題を仕事創りで解決しようと取り組むオンラインショップだ。添加物は一切使用せず、伝統的な製法でじっくり練り上げたなめらかな口どけのオーガニックチョコを販売し、スイスのオーガニック認証も取得している。

彼らが販売するのは、ミルクチョコレートやヘーゼルナッツチョコレート、ミニチョコ オレンジビターなどの板チョコだ。原料供給地への技術支援や安定的な購入により、小規模農家の生活向上を応援しているという。

第3世界ショップ公式サイト:http://www.p-alt.co.jp/index.php/food/fairtradechocolate/

05. カカオ農園の女性と共に自立する「VANILLA BEANS」
VANILLA BEANS

Image via VANILLA BEANS

VANILLA BEANSは、楽天市場の「全国お取り寄せグルメ&スイーツ」のチョコレート部門で4年連続大賞を取るほど、レベルの高い商品を取り扱っている。

そんなVANILLA BEANSはカカオ農園で弱い立場にある女性たちに注目し、ただお金を寄付するだけでなく、女性たちと共に自立した生き方の基盤を作りたいと考えたそうだ。

自分の農園を作るなどの夢を持ったガーナの女性60人を対象としてカカオ豆の栽培に関する技術的・経済的な支援を行うために、2017年に人気商品CHOCOLAT1つにつき60円を事業の資金とする企画をはじめ、初期資金を合計827万円集めた。カカオの苗木を無償で提供したり、カカオ豆の栽培方法をレクチャーしたりと、現在も売り上げの一部を活動費として充てているという。

VANILLA BEANS公式サイト:http://chocolatedesign.co.jp/shopbrand/ct2/


作る人も食べる人も幸せになる、5つの企業・団体によるチョコレート。バレンタインデーをきっかけに、少しでもよい未来への貢献を考えてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】People Tree
【参照サイト】全国夢のチョコレートプロジェクト
【参照サイト】チョコレートデザインカンパニー
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