ファッション業界全体でサステナビリティに取り組むアメリカ。デザイナー向け情報ポータルをオープン

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米国のファッション協議会であるCFDA(カウンシル・オブ・ファッションデザイナーズ・オブ・アメリカ)が、デザイナー向けのサステナブルな情報が集まるハブ「SUSTAINABILITY INITIATIVES RESOURCE HUB」をローンチした。衣類や靴などのプロダクトの表面的なデザインだけでなく、使われている素材や、その調達方法などが注目を浴びはじめている今、ファッションデザイナーの教育と能力開発への一翼を担う。

このハブは、デザイナーはもちろん持続可能性について関心のあるCFDAの会員、教育者、学生、専門家向けに設計されており、200以上の「ファッションデザイン×ビジネス」のサステナブルな戦略に特化したオープンアクセスのリソース、情報を継続的に提供していくものだ。

たとえば、活動の持続可能性について自己評価ができるツール、持続可能なファッションのビジネスモデル確立のためのロードマップ、持続可能なファッションをデザインする方法、さらに、環境負担の少ない素材一覧を載せたAZ Materials Indexなどだ。

そしてデザインの力で共通のビジョンを持つ人々を団結させ、そこでできたコミュニティが率先して、責任ある調達や、よりエシカルで安全、効率的なバリューチェーンの構築に取り組む。

CFDA ファッションハブ

Image via CFDA

また、CFDAの提供する「エライン・ゴールド・ローンチ・パッド」という6か月の専門的な開発プログラムでは、エキスパートが才能ある若手の人材と協力し、サステナブルな革新への取り組みを促進する。CFDAが目指すのは、使い捨てプラスチックの製造に終止符を打ち、循環型の消費を促すことで、環境への負担をより減らすことだ。

巷では、消費衝動に駆られて、次から次へと流行の洋服を買っては、まだ十分着られるのに廃棄するという傾向も散見される。このイニシアチブにより、大量消費を駆り立てるようなファッションから、人々の倫理観も刺激するファッションへと変えていく。

デザインの力を信じ、ファッション業界全体を良い方に導くCFDAのリソースハブ。今後のコミュニティの発展や、そこから生まれる革新的な取り組みに注目していきたい。

【参照サイト】INTRODUCING CFDA’S SUSTAINABILITY INITIATIVES RESOURCE HUB
【参照サイト】ELAINE GOLD LAUNCH PAD