【読者参加企画】社会をもっと、よくしよう。ミレニアルズスタンダードで企業サイトをアップデート

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日常の中で、企業のコーポレートサイトやオウンドメディアを見ることはありますか?

普段、企業や商品の情報を知りたいと思ったとき、どのように情報を集めるでしょうか。公式SNSをチェックする、口コミを探す、まとめサイトや比較サイトを訪問する……情報収集の手段はたくさん思い浮かびますが、そのなかに「企業サイトを見る」という選択肢はあるでしょうか。

商品・サービス紹介サイトやECサイトとは違い、企業サイトの目的は「企業そのものの価値」を発信すること―つまり会社の価値観や想い、ブランドを伝えることにあります。しかし現状は、どの企業サイトにも同じような言葉が並んでいるばかりです。このような状況では「就職・転職活動の目的でもなければ、わざわざ見ない」「似たようなサイトばかりでどれも印象に残っていない」という人が増えてしまっても無理はありません。

企業を存続させるためには、ビジネスとして成立することは当然のことですが、売れることを前提に「角がたたない」ことに重点をおいていては、どこかで聞いた台詞をテンプレートに当てはめただけの薄っぺらい情報しか発信できません。

企業サイトの例

こんなサイト見たことありませんか?

企業のコミュニケーション、これでいいの?

人と違うことをしないと「バズる」ことはない。けれど、1歩間違えるとすぐ「炎上」してしまう。そんな世の中では「あえて声を大にしない」「特定の意見を押し出さない」のが良しとされるのも無理はありません。

しかし、企業が想いや意見、目的(パーパス)を持ち、それを発信することは本来悪いことではないはずです。

トランプ氏が大統領に就任した2017年に、2つの米企業が発表した以下の動画を見てみてください。

それぞれ、宿泊マッチングサービスを運営するAirbnb、旅行予約サイトExpediaによるもので、トランプ氏の就任、移民やイスラム教徒に対する差別的な言動を受けて公開したといいます。一国の大統領を批判する考えを「会社として」表明することには、当然リスクも伴います。ですが、彼らは自分たちの想いや価値観を貫くために、行動を起こしました。

上の2つの会社のように、一貫した考えのもとに「使命を果たそう」と行動を起こしたのなら―消費者の声を恐れることはありません。「パッと思いついたアイディアを考えもせずにやった」のとは違い、そこには根拠があるのですから。批判されても、言い訳や前言撤回ではなく論理的な反論をすることができます。そしてその想いのある選択は、きっと誰かの心に深く刺さるはずです。

もっと企業がそれぞれの「想い」や「考え」を大切にし、それが伝わるような企業コミュニケーションが当たり前になったら?消費者は「安い・早い」というだけの価値基準を捨て「社会にどうGOODか」「どんな想いをもっているか」ということにもっと目を向けるでしょう。そして、選んだ理由があるからこそ、自分の選択に愛着や責任を持ちます。

会社も個人も自分の想いを大切にできる、自分の選択に誇りを持てる社会なんて、なんだかワクワクしませんか?

今こそ、企業コミュニケーションの形をアップデートするときです。

未来へ

Image via shutterstock

企業にとって消費者や取引先は会社の存続に影響を及ぼす重大な存在。無視することはできません。つまり、私たちがステークホルダーとして述べた意見は、働き手が内側から出した意見と同じかそれ以上に影響力を持ち得るということです。

ミレニアル世代は、これまでの「当たり前」が崩れる瞬間を何度も目の当たりにしてきました。そんな私たちは、お金が一瞬で紙屑になることも、環境をないがしろにする怖さも、「今までそれでOKだったから」で済ませて考えようとしないことの危うさも、十分知っています。

同時に、目に見えないものの尊さや、人間として対等な関係の素晴らしさ、多くのお金がなくても幸せに暮らせることを誰より知っている世代でもあります。そんな私たちだからこそ、地球にも人にもGOODな企業や企業サイトの在り方を提案できるはずです。

これからの地球とそこに生きる人たちのしあわせな未来を担うのは、ミレニアル世代。だからこそ、私たちから「今、会社を仕切っている経営層や広報担当者」に自分たちの声を届けることには大きな意味があります。

平成という時代が終わりを迎える節目―編集部とともに「ミレニアルズスタンダード/価値観」について考え直してみませんか?そして、私たちの声で企業や企業サイトを本当に価値のあるものに変え、すこしでも社会を良いものにしていきませんか?

企画スタート

ミレニアル世代の声を、届ける

【読者参加企画】#シェアしたくなる企業サイト~ミレニアルズスタンダードとは〜

社会全体を変えるなら大企業から。ということで、今回IDEAS FOR GOODでは「ミレニアル世代の目線で」広告宣伝費上位の企業サイトの格付け企画をスタートします。より多くの「リアルな」ミレニアル世代の声を集めるため、現在、読者アンケートを実施中です。ぜひ皆さんの率直な思いを教えてください!

アンケート集計結果から「ミレニアルスタンダード」の定義づけを行い、それに基づいて編集部が企業サイトの格付けを行います。結果は後日サイト内で発表する予定です。

できる限り多くのミレニアル世代の皆さまの声を拾い上げ、発信していきたいと思っておりますので、ぜひアンケートにご回答いただけると幸いです。SNSでのシェア、周りのお友達への声かけ、#シェアしたくなる企業サイト での投稿も大歓迎です。私たちの声で、企業や社会の在り方を変えるGOODムーブメントを起こしていきましょう!

【※アンケートの回答はこちらから】
【※Twitterにて、随時、途中経過をお知らせしていきます!】

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