サステナビリティやSDGsを事業に取り入れたいビジネスパーソンのためのプラットフォーム「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」 では、毎月オフ会としてCSV、サステナブルビジネスに関する情報やトレンドの勉強会・会員同士のネットワーキングのためのイベントを実施しています。
今回のテーマは「分断の時代に求められる『あいだ』のイノベーション・デザイン」。新型コロナウイルス感染拡大により、都市と地方、人間と自然、グローバルとローカル、生産と消費といったあらゆる分野の境界線が浮き彫りになりました。
一方で、ITを活用したリモートワークによりオフィスと自宅の境界線が曖昧になったり、SNSを通じて生産者と消費者が直接つながり商品を売買したりと、テクノロジーを通じて分断を滑らかにする、新たな事例も生まれています。
IDEAS FOR GOOD Business Design Lab では、アフターコロナ時代に求められるよりレジリエントなライフスタイルやビジネスモデルを考えるうえで、こうした様々な分断の「あいだ」にこそ多くのチャンスやイノベーションの余地があると考えています。
具体的には、生産と消費の境目を曖昧にしていく「シェアリングエコノミー」や「サーキュラーエコノミー」などもその例として挙げられます。自社の持つプロダクトやサービス、地域の特長を新しい視点でとらえ直すことにより、価値として見出していなかったノウハウや廃棄物、ありふれたものが誰かの課題を解決する価値や資源になり、ビジネスチャンスとなることがあります。
この分断の両側を理解したうえで「あいだ」をデザインし、新たな形で繋がり、イノベーションを起こせるのがアフターコロナで求められる越境人財。そんな越境人財になるにはどうしたらいいのでしょうか。さらに、新しい視点を持ったパートナーを効果的に見つけ、イノベーションを生み出すためにはどんなポイントを抑えるべきなのでしょうか。
第一回目のモデレーターは、Business Design Lab所長である加藤遼氏。パソナグループにて、地方創生やタレントシェアリングといった分野で、新事業を生み出しています。さらに今回は「越境リーダーシップ」プロジェクトでクリエイティブ・ジェネレーターを務める三浦英雄氏をお招きし、セッションの中で「越境するためのイノベーション・デザイン」について、政府・自治体などパブリックセクターの政策や市民団体などソーシャルセクターとの連携についてもお伺いします。
今回は第一回目ということもあり、Business Design Labの効果的な使い方についても解説しますので、会員登録したもののどう活用したらいいのか分からないという方もぜひご参加いただきたい内容になっております。さらに、イベントの中では、参加者同士の方のネットワーキングの時間も設けておりますので、横のつながりを作って頂く機会としてもご活用ください。
当日の内容
- Business Design Labの概要/使い方
- サーキュラーエコノミーへのシフトと「あいだのイノベーションデザイン」
- 「越境する」とは?押さえるべきポイント
- 越境イノベーターの特長
- 全体のまとめ
- 参加者同士のネットワーキング
こんな人におすすめ
- どのようにサステナブルなビジネスアイデアを生み出せばいいのか分からない方
- 「越境するためのイノベーション・デザイン」に悩み・興味のあるかた
- サステナブルビジネスの分野で横のつながりを作りたい方
持ち帰られる成果
- Business Design Labの活用方法
- 越境人財の意義、越境人財になるための方法
- イノベーションを生む共創をつくりだす方法
- CSV・サステナブルビジネスに関わる担当者・経営層との横のつながり
モデレーター紹介
加藤遼(I4GBusiness Design Lab所長)
法政大学社会学部卒業後、パソナグループにてリーマンショック後の若者雇用支援、東日本大震災後の東北復興支援、NPOのマーケティング支援、ローカルベンチャー支援、シェアリングエコノミー推進などに携わる。現在は全国の地域や海外を旅するようにはたらきながら、タレントシェアリング、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズムをテーマとする事業開発に従事。内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、NPOサポートセンター理事なども務める。
スピーカー紹介
三浦英雄(ウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社 執行役員 事業開発室長 兼 「越境リーダーシップ」プロジェクト ファウンダー/クリエイティブジェネレーター)
2012年、共創型実践研究「越境リーダーシップ」プロジェクトを産学連携で設立。自らの想いを起点に、既存の枠組み(組織、事業領域、国)を越境し、社会的課題を事業で解決するため、異分野との共創関係を構築して価値創造を目指すリーダーシップの実践研究、個人の想いを起点とした社会的価値創造のエコシステムづくりに取り組む。
山口真広(株式会社ブリヂストン グローバルモビリティソリューション戦略部)
青年海外協力隊(エチオピア)の後、英国大学院修了、国際NGOインターン(ガーナ)を経て、海外営業・マーケティング担当として住友化学株式会社のマラリア防圧事業に7年間携わる。主に、アジア市場においてNGOや社会起業家との共創による新たなビジネスモデルを構築。2018年より、株式会社ブリヂストンにて新規事業・ソリューション戦略構築、共創の仕組みづくりに取組む。社内有志メンバーにて、持続可能な循環型タイヤビジネスの構築を推進。
イベント概要
参加費【初回限定価格】2,000円 ※Business Design Lab会員登録(無料)した方向けの割引コードは、こちらに記載しております。
開催日時 | 2020年7月3日(金)19:00~21:30 |
形態 | オンライン |
定員 | 40名 |
申込 | こちらよりお申込みいただけます。 |