タイのショッピングモール、ボタンを「押さない」エレベーターで感染症対策

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新型コロナウイルスの感染者数が世界的に落ち着いてきた昨今だが、第二波の恐れもありまだまだ油断はできない。人と人のソーシャルディスタンスを保ち、こまめに手洗いをして身の回りを清潔に保つことが求められる今、世界ではどのような対策がなされているのだろうか。

日頃から多くの観光客が訪れるタイの首都バンコク。国際的な人の出入りはないものの、2020年5月下旬頃から街に市民が戻り始めているなか、南東部にあるショッピングモール「Seacon Square」では、エレベーターにフットペダルが導入された。

不特定多数の人々が出入りするエレベーターでボタン操作をした後、手を洗わずに目をこすったり、食事をしたりすると、罹患につながる可能性もある。そこで各エレベーターの内と外に扉の開閉や階数などを操作できるフットペダルを置き、手にウイルスが付着するのを防ぐことにしたのだ。買い物客は、接触するストレスから開放される。

足で操作するエレベーター

Seacon Squareでは、モールに入る買い物客の健康スクリーニングやフードコートのテーブル間のスペース確保など、フットペダル導入以外にもさまざまな防疫対策を行っている。

東南アジアの中では2番目に経済規模が大きいタイだが、新型コロナで観光業が大打撃を被った影響もあり、景気低迷は避けられない状況にある。今後は、経済活動に加えて、さらに継続的な感染予防対策が求められていくだろう。

エレベーターやその他、手で操作する必要があるものを、フットペダルに置き換えるアイデアは、技術的にも極端に障壁が高いものではなく、現実的なソリューションと言えるのではないだろうか。



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