【11/27, 28開催】Media for Good~民主主義を促進する「コンストラクティブ・ジャーナリズム」とは?~

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社会のさまざまな問題を報じるだけでなく、未来に向けて「じゃあどうする?」を考え、提言する。そんなニュースのあり方を、一緒に模索してみませんか?

2020年11月27日から11月29日までの3日間オンライン開催される、北欧発の民主主義の祭典「Democracy Festival Japan 2020」。IDEAS FOR GOODでは、コンストラクティブジャーナリズム(建設的なジャーナリズム)についてみなさんと考えるセッションをご用意しました。11月27日夜と11月28日午後の2回にわたり、少人数制のワークショップを行います。

コンストラクティブジャーナリズム

私たちは毎日、大量のニュースを受け取っています。SNSなどから流れてくるニュースの中には、著名人のスキャンダルや、不祥事、企業の広告の炎上、二項対立を煽るもの、特定の誰かの批判などさまざまなネガティブな情報も含まれています。2016年のアメリカ大統領選からは、虚偽の情報を流す「フェイクニュース」も世界的に注目されるようになりました。

米マサチューセッツ工科大学は、何かの情報が発信されるとき、フェイクや誤情報が混じった情報のほうが、事実よりも「ネガティブで目新しく、信じやすい」という研究を発表しています。あなたは、センセーショナルな見出しのニュースを即座に拡散したり、誰かの不祥事に必要以上に怒ったりしていませんか。

インターネットに簡単にアクセスできて、同じような意見・思想を持つ人たちとSNSでつながっている今。心地はいいけど、人々の間にはいつのまにか分断が生まれています。一緒に社会を良い方向に進めていくはずだったのに、「なぜあの●●(特定のコミュニティ)の人たちはいつもこうなんだ…… 」 とイライラを感じた経験もあるはず。では、前に進むにはどうしたら良いのでしょうか。

ニュースを見る人々

今回行う1時間半のイベントは、日々のニュースを通して世界の見方を変える実験の場です。世界のグッドな事例を取り入れ、自分がこれからできることを考える時間にしませんか。

私たち一人ひとりが情報への向き合い方を変えることは、社会全体を変える大きな力になります。現状の批判だけで終わらない、コンストラクティブ(建設的)なジャーナリズムについて考えたい方は、ぜひ性別、業界問わずご参加ください!

Democracy Festival Japan 2020とは?

60年前にスウェーデンで始まった民主主義の祭典。今では北欧5か国+バルト三国+ベルギーなどで毎年各国2~7万人集めて開催されているお祭りが、初めて日本で開催されます。スウェーデンはもちろん、デンマーク、フィンランドなど北欧各国大使館の後援を受けて開催される本イベントでは、ヨガやワークショップ、映画の上映会などを通して、さまざまな社会課題をフラットで楽しく考えていきます。

政治の祭典とは?デンマークの小さな島から民主主義を考える

コンストラクティブジャーナリズム(建設的ジャーナリズム)とは?

社会のさまざまな課題(気候変動や貧困、差別、紛争、政治家の不祥事)などを報道するだけでなく、それを解決するためにはどうすれば良いか、を聞き手に考えさせる報道のあり方。これまでのメディアが5W1H(誰がいつどこで何をした、等)を伝え、その問題の「現状」に焦点をあてたものだとしたら、コンストラクティブジャーナリズムでは、「この事柄から何を学べるか」「これから解決のために何ができるか」など、「未来」に焦点をあてたものだといえます。

こんな方におすすめ

  • メディアリテラシーを高めたい方
  • 日々、色々なニュースにモヤモヤを感じている方
  • 前向きになれるニュースを発信していきたい方
  • コンストラクティブジャーナリズム・ソリューションジャーナリズムについて知りたい方
  • これからのメディアのあり方について考えたい方
  • IDEAS FOR GOOD編集部の発信するニュースに興味のある方

当日の流れ

開始5分前:開場

前半:コンストラクティブジャーナリズムとは?
・IDEAS FOR GOODについて(5分)
・私たちの普段のニュースの消費の仕方を考える(5分)
・コンストラクティブジャーナリズムとは・世界の事例(15分)

後半:チームに分かれたワークショップ

・建設的に社会課題の解決策を考えるトレーニング(30分)
・チーム発表(20分)
・まとめ(10分)

ワークショップでみなさんに考えていただきたいテーマ(課題)は、「必要な人の声が届いていない」です。市民と政治家、職場の現場と本部、生徒と先生、お年寄りと若者…… 民主主義に必要なさまざまな「声」が届いていない現状を、私たちはどう変えていけるのか。みなさんと一緒に考えていきます。

イベントファシリテーター:

水野 渚(IDEAS FOR GOOD 編集者 / ハーチ株式会社)
Nagisa Mizuno
大学時代は、国際開発学を勉強するためイギリスの大学に1年間留学。卒業後は、官公庁で英語専門職として従事。退職後、デンマークにある大人のための学校フォルケホイスコーレに留学。IDEAS FOR GOODでは、東南アジア7か国を4ヶ月間旅しながら現地ソーシャルスタートアップを取材。個人では、白玉アーティストとして活動し、フィンランドやポルトガルなど世界中で食とアートをキーワードに場づくりを行う。
Kimika(IDEAS FOR GOOD 副編集長 / ハーチ株式会社)
Nagisa Mizuno
デンマークへの高校留学をきっかけに、北欧関連のイベント運営に興味を持つ。フォルケホイスコーレ留学経験者。ドイツ・ベルリンでジャーナリズムを学び、コペンハーゲンで難民取材などを経験後、IDEAS FOR GOODに参画。社会人向けデジタルクリエイティブの教育機関、Hyperislandオンライン過程修了。4か国語をあやつり、まだ知らないカルチャーに触れられる冒険を愛するライター・編集者。

イベント概要

開催日時 ① 2020年11月27日(金)20:00~21:30
② 2020年11月28日(土)13:00~14:30
※ 同じ内容で2回開催します
形態 オンライン
参加費 無料
定員 各回20名(先着順)
参加方法 Zoomでのオンライン参加
Zoom URLを取得するにはPeatixより申し込みください。
Peatixページ:https://constructive-journalism.peatix.com/

※ 当日は、スクリーンショット等で写真撮影を行います。後日IDEAS FOR GOODにてレポート記事を作成予定ですので、あらかじめ御了承の上、ご参加ください。

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