ジャンクフード広告が野菜の画像に。健康的な食を提案する広告ブロッカー

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子どもがオンラインで過ごす時間が長くなるにつれ、飲食物のインターネット広告が増加している。2020年11月にイギリス政府が発表した情報によると、高脂肪・高塩分・高糖分(HFSS)の食品に関するネット広告が毎年150億本以上、子どもたちの目に触れているという。これらの広告は子どもたちの食生活に影響を及ぼしており、同国政府がジャンクフードのネット広告を禁止することを検討しているほどだ。

「ジャンクフードのネット広告に誘惑されたくない」「より健康的な食生活を送りたい」と思ったら、それらの広告を表示させなくするツールである広告ブロッカーを使ってみるといいかもしれない。植物性食品のデリバリーサービスを提供するデンマークの会社「Simple Feast」は、ネット広告を野菜のGIF画像に置き換える広告ブロッカー「Junk Food Blocker」を提供している。

Junk Food Blocker - Chrome ウェブストア (google.com)

Image via Junk Food Blocker – Chrome ウェブストア (google.com)

Junk Food Blockerを使うと、いつものネット広告の代わりに、人間がブロッコリーでできた道を走る画像や、アボカドでできたボートに横たわる画像など、野菜を使ったユーモラスな画像が表示されるようになる。これらの画像を定期的に見ていると、自然と野菜が食べたくなってこないだろうか。あなたが見るものは、あなたの消費に影響を与えるのだ。

Simple Feast

Image via Simple Feast

Simple Feastがこのツールを提供するねらいも、そこにある。Junk Food Blockerを使った人が、今まで見ていたジャンクフードの広告の影響力に気付き、自らの食の選択について改めて考えるようになれば、食習慣を変えていけるかもしれない。

Junk Food BlockerはGoogle Chromeに対応しており、無料で使うことができる。野菜の画像にクスっときた人は、ぜひこの広告ブロッカーをダウンロードしてみてはどうだろうか。

【参照サイト】 Simple Feast
【参照サイト】 New public consultation on total ban of online advertising for unhealthy foods – GOV.UK (www.gov.uk)
【参照サイト】 Government wants to ban all junk food ads online – CBBC Newsround

Edited by Erika Tomiyama

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