株式会社コレットウェブは、ポルトガルのコルク・アクセサリー製作会社Corkor(コーカー)と正規代理店契約を締結し、12月10日よりMakuake(マクアケ)にてブリーフケース、メッセンジャーバック、ミニマリストウォレットの予約販売を開始した。
Corkor(コーカー)は高品質で知られるポルトガル産の天然コルクを100%使用し、伝統的手法を継承しながら職人チームによって手作り生産されるファッションブランドである。
コルクは、日本ではワイン栓としてしか認知されていないが、ポルトガルでは歴史、文化に深く根づいていて多様なコルク製品が普及している。実際、コルクにはコルク栓以外に床材、建設資材、スポーツ用品、楽器、ファッション、自動車部品、スペースシャトルの機体保護など幅広い用途がある。
また、コルクは、コルク樫から採取した樹皮から作るため、持続可能性が高いのも特徴だ。コルク樫は伐採せず、100%ヴィーガンで、動植物の命を奪うことなく、しかも100%リサイクル可能で、端材や切り屑まで一切無駄なく使用される。
さらに、コルク樫は通常の樹木の3~5倍の二酸化炭素を固定吸収することで温暖化防止の役割のほか、地滑り防止などの土壌保護や火災防止、砂漠化防止などにも寄与している。平均寿命200年にもおよぶコルク樫の森林は絶滅危惧種も含めた生植物の宝庫で、その多様性はアマゾン、アフリカサバンナ、ボルネオなどにも匹敵するといわれる。
コルクは、一立法センチの重量はわずか0.16グラムと空気のように軽く、また、本革などに比べて撥水性が高く、水に強いため、万が一水に濡れてしまっても柔らかい布などで軽く拭けば跡が残りにくいのも特徴。そのうえ、一立法センチメートルあたり2000万から4000万という空気を含んだ細胞から構成されており、熱が伝道しにくく、高い断熱性もあるため、炎天下でも温度上昇による電子機器などへの影響を減らすことができる。そのほか、高い耐摩耗性、 高い弾力性、 防虫作用、 防臭・消臭作用、耐久性や耐腐食性など、さまざまな特徴がある。
手入れも簡単だ。水に濡らし硬く絞った布で軽く拭くことで軽い汚れを落とすことができる。強い汚れは石鹸で汚れを落とした後、軽く水拭きすることで対応できる。
今回、Makuakeのプロジェクトで販売する数量では地球環境保護に大きなインパクトはないものの、コルク製品を広めることで、コルクの魅力や優れた持続可能性について少しでも認知が広がり、身近なところからSDGsに貢献するきっかけを与えることを目指しているとのこと。すでに、このMakuakeプロジェクトでは24時間で購入目標額の6倍の金額を達成しており、少なからず人びとに選択を変えるきっかけを与えている。
環境問題が深刻化するなか、環境を守り未来の子供たちに豊かな地球を残すには国、大企業、NPOなどだけでなく個人一人一人の選択を変えていかなくてはならず、そのための一つに環境に配慮された商品を選ぶということがある。コルクを使った製品に興味が湧いたら、一度サイトをのぞいてみてはいかがだろうか。
【参照サイト】コレットウェブとコーカーのコラボ商品販売Makuakeサイト
※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「Life Hugger」からの転載記事となります。