自転車をこがないと上映終了?英国から世界に広がる「自家発電シネマ」

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日本でも開催されている「野外シネマ」。屋外の心地いい風を浴び、リフレッシュしながら映画を楽しむことができる。野外シネマは単に開放感があるだけでなく、パブリックスペースの活用法として、また新型コロナ感染リスクが比較的低いイベントとしても、昨今注目を集めている。

世界で開催される野外シネマの中には、一風変わったものもある。その一つが、自転車を漕ぎながら映画を鑑賞する野外シネマだ。

Electric Pedals

Image via Electric Pedals

この企画を手がけるのは、「Elecrtic Pedals」という企業。彼らは英国・ヨーロッパ、そしてそれ以外の地域で「人力発電」を使ったライブ・ディスコ・ゲームなどのイベントを開催している。Elecrtic Pedalsが手がけるイベントの中で、最も実施回数の多いものが「野外シネマ」だ。

同企業が開催する野外シネマには、自転車が用意されている。それを鑑賞者の一部が漕ぎ、映画を上映するために必要な電力を生み出すのだ。

野外シネマの規模は様々だ。家族や近所の人々で楽しむ一番小さなスクリーンでの映画の上映に必要な自転車は1・2台、150名以上が鑑賞する大きなスクリーンには、16台の自転車が発電のため必要となる。この野外シネマは英国各地の公園のほか、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンなど教育・研究機関でも開催されている。

Electric Pedals

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで開催されたシネマの様子|Image via Electric Pedals

Elecrtic Pedalsの野外シネマには、「ただイベントの消費電力を削減するのではなく、人々が実際に電力を生み出す経験をすることで、電力や環境のことについてより深く考えるようになってほしい」という願いが込められている。電力価格の高騰が続くヨーロッパ、そして他の地域で、人々はこの野外シネマを通じてさらに電力のありがたみを実感することになるかもしれない。

【参照サイト】Electric Pedals
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