【フィガロジャポン「Business with Attitude(BWA)」 × IDEAS FOR GOOD コラボ企画】
フランス、ドイツ、オランダの事例から“燃え尽きない働き方”のヒントを学ぶ、特別セミナーを開催します。
「何のために働いているのだろう?」
ふとそんな問いが頭をよぎる瞬間が、誰にでもあるのではないでしょうか。社会が大きく揺らぐ今、わたしたちはその“あたりまえ”を、もう一度見つめ直す時期に来ているのかもしれません。
2024年、ボルトンコンサルティンググループが発表した調査では、日本を含む8カ国の働き手のおよそ半数が、燃え尽き症候群(バーンアウト)のリスクにさらされているという結果が明らかになりました(※)。それは、あなたの隣の同僚かもしれないし、数か月後のあなた自身かもしれません。この現象はもはや、個人のメンタルヘルスの問題にとどまらず、「働く」という社会構造そのものに問いを向けるべき段階に来ている。
そんな中でIDEAS FOR GOODは、「新しい時代を、美しく働き、豊かに生きる女性」を応援するフィガロジャポンのプロジェクト「Business with Attitude(BWA)」とコラボレーションし、特別イベントを開催します。働く日本の女性たちのリアルな悩みと可能性に寄り添い続けてきたBWAとともに、働き方を考えていくヒントを、世界の視点から見つけていきます。
イベントでは、BWAチームに加え、IDEAS FOR GOODのヨーロッパ在住ライター(フランス、ドイツ、オランダ)3名が登壇。それぞれの国で見えてきた「制度」や「働き方」だけでなく、人々の選び方や暮らし方、そしてその背後にある価値観の違いまでを掘り下げ、「燃え尽きない働き方」のためのヒントを探っていきます。
参加者一人ひとりが、自分自身の“問い”を持ち帰れるような、対話の時間にしたいと考えています。さまざまな国の働き方を覗き見しつつ、これからの時代の「美しく豊かな働き方」について一緒に考えてみませんか?
トーク内容
【フランス】
- 「余白」は仕事の質を上げるための“装置”。回復と創造性の循環を生むための仕組み。35時間労働、バカンス文化、つながらない権利
- 「正解探し」より「納得感のある今」。計画しすぎない、完璧より“試してみる”働き方
- 「働くこと」から「生きること」へと軸足を移す選択。自分の声を聴く習慣や、意識的に余白をつくる働き方へのシフト
【ドイツ】
- 労働者最強?労働者の「権利」から考える企業と労働者のパワーバランス
- 残業は、致しません、させません。日本よりも350時間労働時間が短いドイツの働き方とは?
- 病気になるのも、失業するのも、悪いのは個人ではない?傷病休暇も、失業保険も、使える制度は使う
- 良くも悪くも常にド直球なフィードバック文化
【オランダ】
- 働き方の“カスタマイズ”は自然なこと。パートタイムは“セカンドベスト”じゃない。労働時間が短くてもフルタイムと同じ権利が保障される?
- 幸福の秘訣は「人と比べない」こと。自転車で風を感じ、よく眠り、健康に気を配る。
- 他者の目を気にせず、自分の決定で人生を選ぶことが、ウェルビーイングの土台に
※ 発表内容は、変更となる可能性があります。
※ 本イベントで紹介される内容は、各国に住む登壇者が個人として体験・観察してきたことをもとに構成されています。必ずしもその国すべての人々や企業、制度を代表するものではありません。あくまで一つの視点として、他の文脈や文化との違いを感じながら、対話のきっかけとしてご覧いただければ幸いです。
こんな方におすすめ
- 最近、「このままでいいのかな?」と働き方や生き方に迷いを感じている方
- 働きながらも「自分らしさ」や「豊かさ」を大切にしたいと感じている方
- 海外の働き方・生き方に関心があり、制度や文化の違いを知りたい方
- 「多様性」「ウェルビーイング」「持続可能な働き方」といったキーワードにピンとくる方
- キャリアや仕事を通じて、社会に少しでも良いインパクトを残したいと思っている方
- 一人で考えるのが苦しくなってきたとき、同じ問いを持つ人たちと対話してみたいと思っている方
イベント概要
- 日時:2025年6月19日(木)20:00-21:30
- 場所:オンライン(Zoomにて)
- 参加費:無料
- 申込み方法:フォームよりお申し込みください
- 申込み締め切り:2025年6月19日(木)19:45まで
- 主催:CEメディアハウス
- お問い合わせ先:フィガロジャポンBWA事務局(bwa@cccmh.co.jp)
登壇者
藤本淑子(Business with Attitude事務局長)
CEメディアハウス フィガロジャポンBusiness with Attitude事務局長。1987年大阪府生まれ。神戸新聞社記者、フリーランスライターなどを経て、2019年CCCメディアハウス(現:CEメディアハウス)入社。官公庁の国際広報誌編集などに携わったのち、21年フィガロ編集部に。『フィガロジャポン』の公式ウェブサイト『madameFIGARO.jp』の編集を担当。22年からは、働く女性たちを応援する『Businesswith Attitude(BWA)』プロジェクト全般を統括する。
服部真子(Chorizm Communications代表/NHK WORLD ディレクター)
NHK WORLDにて番組ディレクター・プロデューサー・レポーターを務める。英語を活かした国際報道の現場に携わる一方、企業研修やイベントの進行、
オンラインセミナーの企画・司会など、多様な表現と対話の場づくりを手がける。2022年よりBWA事務局サポーターとして定例セミナーの運営を担い、参加者の声を引き出す場のファシリテーターとしても活動中。Chorizm Communications代表。特技はタロットリーディング。
富山恵梨香(IDEAS FOR GOOD編集部|フランス在住)
大学卒業後は日系不動産会社のベトナム、ハノイ支店で営業マネージャーとして従事。2018年ハーチ株式会社に入社、IDEAS FOR GOODで国内外の社会的企業への取材や記事の企画などを行う。IDEAS FOR GOOD Business Design Labでは、展示や国内向け記事広告を担当。ハーチ欧州では、国際会議への参加やリサーチやイベント、教育事業などに取り組む。関心テーマは、ウェルビーイングを実現する新しい経済のあり方。
秀島真奈(IDEAS FOR GOODライター|ドイツ在住)
サステナビリティ金融分野のコンサルタント。ICU卒業後、MUFGで法人営業を担当。 コロナをきっかけにDAADの奨学金を受け、ハンブルク大学大学院「International Business and Sustainability」修士課程を修了。 その後、ドイツのソーシャルバンクであるGLS銀行や大手コンサルティング会社での勤務を経て、現在はドイツの現地企業でサステナビリティコンサルタントとして活動している。 IDEASではソーシャルバンク、脱成長、オルタナティブファイナンスなどをキーワードに記事を執筆。
西崎こずえ(IDEAS FOR GOODライター|オランダ在住)
オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人・運営。
フィガロジャポンBusiness with attitude(BWA)とは?
フィガロジャポンBusiness with attitude(BWA)はフィガロジャポンが大切にする「Art de Vivre“アールドゥヴィーヴル”(暮らしの美学)」という価値観をもとに、美しく豊かに働くためのさまざまなコンテンツを創出するコミュニティ。(詳細はこちら:https://madamefigaro.jp/society-business/business-with-attitude/)
※ 世界の労働者の48%が悩むバーンアウト “燃え尽き”を防ぐ対策
【参照サイト】【無料オンラインセミナー】フランス、ドイツ、オランダと繋いで考える、「燃え尽きない働き方」。
【関連記事】クワイエット・クィッティング(静かな退職)とは・意味
【関連記事】週5勤務が当たり前“じゃない”時代へ?欧州の事例に学ぶ、「働く」の先にあるもの【欧州通信#40】