自家発電する三輪バイク。スペイン生まれの小柄でキュートな「モー」

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最近では気候変動への対応や環境への配慮から、人々の交通手段は自転車や電気自動車といった排気ガスを出さないよりエコな移動方法へと移行が進んでいる。その自転車と電気自動車のよいところだけを組み合わせたようなユニークな乗り物が、スペインのマラガで発表された。

「モー(Mö)」と名付けられた小さくて可愛らしいこの三輪バイクは、実用性と持続可能性の両者に優れており、毎日の通勤によって環境に与える悪影響を削減したい人には特におすすめのソーラーカーに仕上がっている。

持続可能な素材で作られたモーは、フル充電で50キロメートルまで走行可能で、最高時速45kmで走ることができる。屋根にはソーラーパネルが取り付けられており、1時間の太陽光があれば5〜10キロメートルの走行が可能、3〜4時間で完全に充電されるという。さらに車両のバッテリーは取り外し可能なので、コンセントにアクセスできる場所であればどこでも充電ができる。

また、備え付けられた三輪車で自転車のようにペダルを漕ぐことで走行距離を広げることも可能で、回生制動システムにより車両が減速するにつれてエネルギーを貯蔵してくれる仕組みになっている。

モーは幅140cm、長さ200cm、高さ130cmと非常に小型だが、大人2名と子供2名の計4名まで乗車することが可能だ。また、フルライティングシステム、ターンウィンカー、セーフティベルト、フロントクラッシュクラムゾーン、サイドインパクト保護などの安全機能を万全に備えているため、環境に配慮しつつも快適な乗り心地を実現している。

モーを開発した「evovelo」は、電池・電動機・電子機器技術の分野で経験を積み、過去10年間にわたり高性能バッテリーを設計、製造に携わってきた。これらの専門性を活かし、効率性・持続可能性・環境の3つに配慮した新たな移動手段を追求した結果として生まれたのがこのモーだ。

evoveloのゴールは、最小限の素材とエネルギーで個人の移動を実現する車両をデザインし、製造することにある。彼らが描く人にも環境にも優しいモビリティの未来は、もうすぐそこまで来ている。街中でたくさんのキュートなモーが走る姿を見れる日が来るのが楽しみだ。

【参照サイト】evovelo

(※写真:flickr evoveloより)