社会を変える起業家を応援。ロンドン生まれのエシカルICOプラットフォーム「Chainstarter」

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“ICO(イニシャル・コイン・オファリング)”という言葉をご存じだろうか?これは、近年よく聞かれるビットコインなどの仮想通貨を使った資金調達の方法だ。起業家が独自の通貨(トークン)を発行し、販売することで事業開発費やプロジェクト費用をまかなう。

ビットコインに代表されるような、非中央集権的で世界共通の価値を持つ仮想通貨を使ったICOは、従来の金融の仕組みをくつがえす資金調達法だとして注目を集めている。

しかし、まだまだ前例が少なく中枢機関も存在しないような仮想通貨のICOには、詐欺プロジェクトやセキュリティの脆弱性をついたハッキングといった不正行為もつきまとう。最近では、米国証券取引委員会(SEC)も規制に乗り出している。

こうしたICOのネガティブな側面を解決するため、健全な資金調達だけを支援するプラットフォームが新たに誕生した。それがIT系スタートアップの聖地、ロンドン発のエシカルブロックチェーンプラットフォーム「Chainstarter」だ。

Chainstarter

Chainstarterと既存のICOプラットフォームとの違いは、信頼性が低いICOプロジェクトから投資家を保護しつつ、ICOに参画する投資家の情報もしっかりとオープンにすること。これにより、マネーロンダリング目的などの不正な資金の流入を防ぎ、起業家はより倫理的な方法で資金調達ができる。

Chainstarterがサポートするプロジェクトの基準は、ブロックチェーン技術の普及に貢献するかどうか、そして社会に普遍的な好影響をもたらす「エシカル」な活動かどうかだ。

ICOを希望する起業家は、事前にプロジェクト内容やチームの信頼性ついてChainstarterに精査され、基準を満たせばICOのトークン発行はもちろん、専門家による資金調達プロセスの助言、広告やソーシャルメディア運用法の伝授などさまざまなサポートを受けられる。

ICOをする起業家の希望

Chainstarterは、プロジェクト企画者である起業家と投資家の双方の透明性と安全性を担保する仕組みを構築することで、金融機関などの大口の投資家に対してもICOへの参画機会を提供している。従来のICOが抱える懸念やリスクを克服した次世代のICOプラットフォームとして、これから注目を集めるだろう。

社会を良くするアイデアを応援したい、そんな万人に共通した想いをテクノロジーで見事に実現したChainstarter。起業時に課題になりがちな「資金調達」というプロセスを安全に支援するプラットフォームの登場は、デジタル時代を生きる起業家や投資家にとって大きなチャンスとなるだろう。

【参照サイト】Chainstarter
(※画像提供:Shutterstock