【まとめ】一度は泊まってみたい。世界のユニークでソーシャルグッドなホテル5選

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あなたが旅行の宿泊先を選ぶ基準は何だろうか。安さや立地、快適さをあげることはあっても、その施設が「社会に貢献しているかどうか」を考える人はそう多くないのではないか。

宿泊予約サイトで知られるブッキング・ドットコム・ジャパン社が行った「サステイナブル・トラベル(滞在先の保全を優先した、環境にやさしい旅行)」に関する調査によると、日本の18歳以上の旅行者のなかで「サステイナブルな旅をする意欲がある」と回答したのは81%。しかしながら、「実際にサステイナブルな旅をよくしている」あるいは「常にしている」と答えた回答者は25%にとどまっている。

旅行者としては、できれば地域社会や環境に配慮したいという気持ちはあるものの、具体的にはどうするべきかわからない。そして、どうせ泊まるなら面白い所が良い。

本記事では、そんな好奇心あふれる旅行者に向けて、これまでIDEAS FOR GOODで取り上げた「オシャレでユニークさに溢れながら、社会に貢献するホテル」5つをまとめて紹介していこう。

01. サイクリストのためのアパートホテル「Ohboy Hotel」

スウェーデンに誕生した、自転車で暮らす人のためのアパートホテル「Ohboy Hotel」


スウェーデンの首都ストックホルムからほど近いマルメにある「Ohboy Hotel」は、シンプルでモダンなアパートホテル。ここでは、駐車場を設置するかわりに自転車の貸出サービスを提供している。自転車タイヤの空気入れや自転車の洗い場なども設置されており、都市におけるエコで健康な交通手段を促す。

マルメ自体が自転車での移動がしやすい街であることに加え、ホテル内のいたるところで植栽やソーラーセルでの発電が行われるなど、環境性能も高い。まさに旅行者にも環境にもやさしいホテルだ。サイクリングしながらの観光はきっと気持ちがいいだろう。

02. サービスが一切ない!?地域体験型ホテル「Lokal」

「見えないサービス」でおもてなし。地元の暮らしを提供するホテル「Lokal」


米フィラデルフィアの「Lokal」は、一見クラシックなホテルだ。しかし中にはフロントがなく、チェックインからチェックアウトまで誰からも直接サービスを受けることはない。ここで提供されるのはカウンター越しのおもてなしでなく、現地の生活を自由に、ありのまま体験するための「見えないサービス」だ。

快適に過ごせる各部屋には、地元おすすめの飲食店やお店がきめ細やかに紹介されたガイドブックが置いてある。それも観光客が訪れるメジャースポットではなく、地元客が行くようなものに焦点が絞られているから徹底している。

単なる部屋貸しとは異なり、スタッフがしっかり待機しているため、急時のときも安心だ。

03. すべてが地域活性化につながる水上ホテル「Good Hotel」

ロンドンに誕生したソーシャルグッドな水上ホテル「Good Hotel」


ロンドンの水上に浮かぶ「Good Hotel」。何がGoodかというと、宿泊ゲストにおもてなしするだけでなく地域コミュニティ全体にまでおもてなしをしてしまうところだ。

このホテルが行うのは、大きく「雇用創出」「地元企業からの調達」「寄付」をテーマとした社会貢献。宿泊ゲストはシックなデザインのホテル内で地元産の食材が楽しめるだけでなく、Good Hotelに宿泊予約をすることで、その数パーセントを社会に良い活動をする提携NGO団体へ自動的に寄付できる。泊まるだけで地域社会に貢献しているのだ。

04. エネルギー効率が良すぎる北欧の円形ホテル「Svart」

省エネだけでない。自らエネルギーを生み出す、北極圏にある世界初のホテル「Svart」


「Svart」は、ノルウェー北部の氷河のふもとにそびえ立つ円形状のホテル。その一風変わった外観だけでも十分に楽しめるが、一番の特徴は、建物が生み出すエネルギーの量が消費量を上回っている「エネルギー・ポジティブ」なホテルであることだ。

ホテル内の部屋やレストランの位置は綿密に計算されており、夏は太陽光を防いで涼しく、冬は建物全体が暖かくなるように窓や建物の側面もデザインされている。屋根には水力エネルギーで作られたソーラーパネルも設置済みだ。そしてもちろん、ノルウェー名物の美しいフィヨルドや山々に360度囲まれた滞在を楽しむことができる。

05. 娯楽とサステナビリティが融合する大規模リゾート「Mui Dinh Eco-Resort」

アジア最大規模のエコレジャーリゾート、ベトナムに建設予定


最後に、ベトナムの東海岸で建設が進む、アジア最大級のエコリゾート「Mui Dinh Eco-Resort」を紹介しよう。

6塔のリゾートホテルと1塔のブティックホテル、海に面した500のヴィラやテーマパーク、カジノ、ビーチクラブ、山のクラブハウスなどが揃った豪華なリゾート地だが、共通するテーマは「持続可能性」。

再生可能エネルギーの使用や廃棄物のリサイクル、地元でとれた素材の使用など環境への負担を最小限にとどめており、訪問者が地域のエコシステムを楽しみながら学べるエコパークもある。完成が楽しみだ。

まとめ

上記のホテルを見て、少しでも「行ってみたい」と思ったら、サステイナブル・トラベルを始める第一歩だ。世界には、他にもソーシャルグッドなホテルが数多く存在する。

旅の楽しみは目新しさや楽しさ、非現実感など人それぞれだが、どうせなら泊まる場所選びも少し意識してみよう。ホテル自体もユニークならネタには事欠かないし、ただの観光では得られないような体験ができること間違いなしだ。

なにより自分が泊まることによって地域社会や地球環境に少しでも良いインパクトを与えられるなら、なんだかとっても気分がいい。

【参照サイト】ブッキング・ドットコムが2018年の「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表