自然に還るキラキラでもっと輝く地球へ。生物分解可能なグリッターが誕生

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「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことがあるだろうか?これは、大きさが5ミリ以下のプラスチックのことを指す。

大きなプラスチックゴミばかりに目がいってしまいがちだが、この小さなプラスチックの破片が地球の環境を破壊する脅威となっている。細かくなったプラスチックは、いくら小さくなろうとも土に還ることはなく、いずれは海にたどり着く。たどり着いたプラスチックは、魚の体内に入り、私たち人間がそれらを食べ、体の中に蓄積されていく。世界の平均的な海に比べると、日本の海で確認されるマイクロプラスチックの密度は一桁多い。

太陽光やほかの物体との接触により細かくなったプラスチックのほかに、化粧品や歯磨き粉などに含まれる小さなビーズ状の粒もマイクロプラスチックと呼ばれる。オシャレのために使われるグリッターもそんなマイクロプラスチックからできており、科学者の中にはグリッターの使用は禁止にすべきだと唱える者もいる。

しかし、生物分解が可能なグリッターがSaba Gray氏とRebecca Richards氏によって開発された。その名もBioGlitz

BioGlitzはユーカリの繊維が原料となった土に還る植物性の特殊なフィルムからできている。使用される植物は、国際的な森林保全機関からのFSC認証を受けた持続可能な木々だ。動物実験も一切おこなわれておらず、遺伝子組み換え製品も含まれていない。

微生物のいる土、コンポスト、海、廃水環境で分解され、常温では変化しないので通常のグリッターと同様に安心して使用できる。

「毎回、BioGlitzをイベントに持っていくと、多くの人々がグリッターがプラスチックからできていることに驚くんです。私たちの目標の一つには、『それって何から作られているの?』『材料の出どころは?どれくらいのコストで?』なんてことに疑問をもってほしい。そうなれば、より多くの人々が、持続可能な代替品を生み出そうとするから」と、Rebecca Richards氏は言う。

キラキラした外観からは想像できない、いや、したくないかもしれないが、私たちをきらびやかにしてくれるグリッターを使用するほど、環境を汚しているのだ。オシャレをするときでも、あなたの選択ひとつで、地球環境にやさしくできるとすれば、あなたはどちらを選択するだろうか。

【参考サイト】BioGlitz
【参考サイト】Glitter should be banned over environmental impact, scientists warn
【参考サイト】“海を殺す”マイクロプラスチック汚染、日本周辺は「ホットスポット」にも
【参考サイト】Shine Bright With This Queer Eco-Friendly Glitter Brand
(※画像提供:BioGlitz