ドラァグクイーンが絵本を読み聞かせ。子どもがジェンダーの流動性を知る場に

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キラキラしたメイクやドレスが印象的な、Drag queen(ドラァグクイーン)の人たち。「Drag(ドラァグ)」とは、自分が何者か、あるいは自分がどうありたいかを世界に示す、芸術的な表現だ。そこで表現されるのは、それぞれのジェンダーや人柄だという。

ドラァグクイーンの他に、ドラァグキング、ドラァグプリンス、ドラァグプリンセスもいて、誰もがなりたいものになれる。大事なのは、ドレスアップしたときに快適に感じ、クリエイティブな気持ちになれるかどうかだ。

アメリカ・サンフランシスコで始まった「Drag Story Hour(ドラァグ・ストーリー・アワー)」は、ドラァグクイーンたちがその「ドラァグ」の魅力を発揮しながら、子どもに絵本の読み聞かせを行うプログラムだ。図書館、学校、本屋などで、読み聞かせを行っている。

プログラムの目的は、子どもたちにジェンダーの流動性を知ってもらうことと、クィアのロールモデルを示すこと。そして、子どもたちに、自分が性的マイノリティではなくても、性の多様性を尊重できる人になってもらうことだという。

読み聞かせを行っているドラァグクイーンことチョルーラ・レモン氏は、ニュースメディアNowThisの動画で、自分の中にある女性らしさを受け入れるのに、長い時間がかかったことを話している。

「自分が子どもの頃に、クィアのロールモデルに出会えていたら、もっと早く自分を受け入れられたかもしれない」そんな想いが、読み聞かせを行うモチベーションになっているという。

レモン氏は、「子どもたちが比較的早い段階で、馴染みのない人と接する機会があったほうが、寛容な心が育ちやすいのではないか」という考えも示している。動画を見ると、多くの子どもたちが、同氏の読み聞かせに興味津々の様子だ。

日本でも、Drag Story Hourに公認された団体「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー 東京 読み聞かせの会」が、各地で読み聞かせのイベントを開催している。興味を持った人は、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

Drag Story Hourは、自分らしく輝くとはどういうことか、大人も一緒に考える機会になりそうだ。

【参照サイト】Home | Drag Story Hour
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