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クィア(Queer)とは・意味

クィア

クィアとは?

クィア(Queer)とは、もともと英語で性的マイノリティや、既存の性のカテゴリに当てはまらない人々の総称である。性自認(自分で認識している自分の性)や、性的指向(好きになる性)が、その人のいる時代や文化のなかでマイノリティとされるときに使われることが多い。「クィア・ジェンダー」とも呼ばれる。

もともとは、英語で「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」といった意味合いを持つ言葉だった。性自認といえば「男か女」、恋愛といえば「異性愛」以外への理解がなかった時代では、変態という意味を込めた同性愛者への蔑称でもあったのだ。しかし現在では、性的マイノリティ当事者が自分から、ポジティブな意味でクィアという言葉を使うことが増えている。

自分の性を定めきっていない、揺らいでいる「クエスチョニング(Questioning)」と同様、LGBTQの「Q」にあたる。

クエスチョニングやXジェンダー、ノンバイナリーとの違いは?

クィアと関連した言葉として、クエスチョニングやジェンダーフルイド、Xジェンダー、ノンバイナリーなどの言葉が挙げられる。それぞれの特徴と違いを見ていこう。

■ 性的マイノリティを包括する言葉

  • クィア:すべての性的マイノリティのこと。クエスチョニングと同じくLGBTQの「Q」にあたる

■ 性的マイノリティに関して、違いを持つ言葉

  • ジェンダーフルイド:性が流動的。状況や時間によって、性が変わる。
  • Xジェンダー:自身の性自認を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない。性的指向に関しては不問
  • ノンバイナリー:自身の性自認を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない。さらに、どの性別として振舞うか、どのような恰好をするかなどの「性表現」も従来の性の枠組みに当てはめない。性的指向に関しては不問
  • クエスチョニング:性自認・性的指向の2つが定まっていない、あえて決めていない

先述したように、クィアは、ヘテロセクシュアル(異性愛者)、シスジェンダー(生まれたときの性と自身の性自認が一致している)以外のすべての性的マイノリティを指す言葉だ。その点では、クエスチョニングやXジェンダー、ノンバイナリーすべて「クィア」という一語の中に含まれていると言える。

クィアの人々に聞く、アイデンティティ

性に関する素直な反応など、人と人のコミュニケーションに関する社会実験のような動画を投稿しているCutの動画(英語)「Queer People 16-65 Talk About Identity | Cut」では、アイデンティティに関するさまざまな質問に対し、16歳から65歳のクィアを自称する人々が赤裸々に語っている。

たとえば、以下のような質問に対する回答が見られる。

Q. あなたにとってのChosen Family(=血縁ではなく、自らの意志でメンバーを構成した家族)とは?

――A. どんな自分でも愛してくれる人たち。

Q. 協力しあえるクィアコミュニティが周りにあると思える?

――A. そう思います。オンラインの方が探しやすい。

クィアに関する考えや、性自認、性的指向、性表現などは十人十色だ。自身をカテゴライズするのが苦しいと感じるのであれば、何か一つに定める必要もない。自分は性的マイノリティではないけれど、LGBTを含めたクィアの人々をサポートしたい「アライ」となることもできる。

このページが、クィアの存在を知り、もっと学んでみたいと思うきっかけとなれば幸いだ。

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