Category Archives: ニュース

葉の上に“光で”写真を印刷。スローなプリント手法が写し出す、自然界の時間軸とは

光による退色や光合成から生み出された、葉っぱの写真。時間をかけて作られゆっくりと自然のめぐりに還る、その時間軸は、半永続的に残るけれど一瞬で消費されてしまう現代の写真に対するアンチテーゼなのです。

シンガポールが「セラピー・ガーデン」でウェルネス観光を促進。自閉症やADHD、認知症の人にも好影響

シンガポールに設置された16の「セラピー・ガーデン」は、発達障害や認知症の方を含む地域住民や観光客の心の健康を支える役割を担っています。登録された公園は、癒しの空間として機能し、今後さらなる拡充が期待されています。

「女性に建築はできない」を乗り越えて。ウクライナの住宅修繕ボランティアチーム

2025年2月24日、ウクライナ侵攻から3年が経ちます。未だ停戦に至らない中、国内では若者を中心としたボランティアが活躍。ジェンダーバイアスを乗り越え、時にDJの音楽をかけながら住宅の清掃・修繕に取り組んでいるのです。

奪われた森を再生し、利益を再分配。貧困の連鎖を断った、インド・パチガオン村の物語

インド中部マハラシュトラ州のパチガオン村は、地域の森林資源を活用した産業で、10年の間に経済的成功を収めました。住民主体の取り組みにより貧困問題を克服し、持続可能なビジネスモデルとして注目を集めています。

ニュージーランド議会、タラナキ山の“人格権”を可決。マオリへの補償と世界観の尊重へ

マオリ族の権利を定めたワイタンギ条約の再解釈で揺れるニュージーランド。緊張感が高まる中、植民地時代にマオリから奪われていたTaranaki山に人格権を認める法案が可決されました。マオリ族への補償と、「自然は先祖であり生ける存在」とする彼らの世界観の尊重も認められた歴史的な一歩です。

陸路を選んだら、2日間の休暇を。社員のサステナブルな旅を支えるオランダ企業

オランダの企業Sprinklrが、1年間飛行機を使わなかった社員に2日間の有給休暇を付与する制度を導入。批判ではなくインセンティブでサステナブルな行動を促す取り組みです。

高校生が考案。ルービックキューブに着想を得た住居が、米国のホームレス問題解決の糸口に

ホームレス状態の人の住居を確保するために、早く、安く、効率的に作ることができる家が必要です。アメリカの高校生は、ルービックキューブに着想を得て、10個の”部屋”を組み合わせる家を作りました。

電池は“育てる“時代に?スイスの研究所が開発した、真菌の「生きたバッテリー」

真菌を利用した「生きたバッテリー」が開発されました。低電力での使用が可能で、使用後は内部で自然分解されます。これは、従来のエネルギー源に代わる有望な選択肢になるかもしれません。

循環型経済のグローバル・アワード「crQlr Awards 2024」受賞プロジェクト発表

サーキュラーエコノミーをデザインするプロジェクトやアイデアを表彰するグローバルアワード「crQlr Awards(サーキュラー・アワード)」。サーキュラーバイオエコノミーをテーマとした2024年度の受賞作品が発表されました!

賛否沸くフランスの「土地の人工化ゼロ」目標。いま再考すべき、人とLandとの関係

フランスで「土地の人工化ネットゼロ」目標への取り組みが進んでいます。アスファルトなどの人工的な土地が増えたら、その分、自然な状態の土地を増やすことで、人工的な土地の総面積を増やさないことを目指します。

100歩歩けば、1分間画面を見られます。スマホ依存を運動で解消するアプリ「STEPPIN」

歩数とスマホのスクリーンタイムを連動させる「STEPPIN」は、スマホ依存に陥りがちな人の心身の健康を守るためのアプリです。あらゆる年代の人々の時間や集中力、そして自由を守ろうと開発されました。

The Fair Pour

収入に応じてドリンク代が変わる?“公平な金額”を自分で決めて支払うパブ「The Fair Pour」

ドリンク代が人により変わると聞いたら不平等だと思いますか?ロンドンに一晩だけオープンしたパブでは、収入が多ければ多く、少なければ少なく支払う仕組みになっています。格差を浮き彫りにするキャンペーンとは?

ローソンの海外在住「アバター店員」が生む新たな働き方。コンビニは地域インフラになれるか?

ローソンに海外在住のアバター店員が登場しました。深夜・早朝に勤務し、セルフレジの使い方を教えてくれるようです。地方で社会インフラとなりつつあるコンビニで導入が進めば、働き手不足を解消し地方経済を維持することにも繋がるでしょうか?

恒久的な「週4勤務」に、英国企業200社が合意。従業員のウェルビーイング向上につながるか

2025年1月イギリスの企業200社が、給与の減額なしで全従業員を恒久的に週4日勤務にすることに合意。生産性向上や離職率減少など成果が確認され、一部の業界・業種では週4勤務への移行が進んでいます。

紙の代わりに落ち葉を広告媒体に?自然の中で循環する新しいプロモーションのかたち

メキシコの街中に、文字が書かれた枯れ葉がたくさん落ちていました。拾ってみると、木を伐採することなくティッシュを生産するメーカーからのメッセージが。このメーカーは、落ち葉を広告媒体に転換したのです。

手話をする男性

イギリスの手話に400の環境科学用語が追加。気候変動の議論をよりインクルーシブに

気候変動に関する新たな概念を表す用語が次々と生み出される昨今。そんな中、イギリスの手話に環境科学用語を表す400の手話が新たに追加されました。議論をより包括的にしていく動きが進んでいます。