Tag Archives: 社会
貧困家庭の子どもが空き家のリフォームを学び、所有できる教育プログラム
アラバマ州バーミンガムにある「Build UP」という高校では、貧困家庭の子どもが建設について学べる、6年間のフルタイムプログラムを提供しています。プログラムには座学もあれば、実際の建設現場で有給インターンシップに参加する機会も。さらに、子どもたちが古い家を二世帯住宅にリフォームする取り組みも行っており、このときに人々から寄付された家が活躍します。子どもとその家族はプログラムの途中から、この改修された家に住むことができます。
人・生物・土壌の関係を捉え直す。リジェネラティブ農業の事例3選
気候危機に対する取り組みとして、近年注目されている「リジェネラティブ農業」。農業や酪農など、実際に始動しつつあるプロジェクトについて、レポートしています。
「あいつ元気かな」と思ったら花束を贈る。男性のメンタルヘルス向上キャンペーン
オーストラリアの自殺件数のうち、約75%は男性。人々に助けを求めることができない男性は多くいます。そんな時、ある花屋が男性が男性の友人に花束を贈ってコミュニケーションをするキャンペーンを打ち出しました。元気にやってるいるかどうか気にかけてくれる人の存在は、明日も前向きに生きる活力になります。
廃棄建材を、一点もののアクセサリーに。アップサイクルブランド「KiNaKo」
私たちは普段、仕事をする中でたくさんのごみを目にしています。洋服をつくるときに余った布きれや、一度しか使わなかった大量の紙の資料。何に使えるのかはわからないけれど、そのまま捨ててしまうのはなんだかもったいない。そんな想いを形にしたのが、アップサイクルのアクセサリーブランド「KiNaKo」を手がける木上奈都子さんです。木上さんは、建築物をつくるときに出る端材や建材を、一点もののピアスやリングに生まれ変わらせています。
「アフリカへ帰れ」黒人系へのヘイト投稿を逆手に取った観光PR
ヘイト投稿に使われる #gobacktoafrica タグをジャックし、アフリカの美しい風景を投稿するタグへ。「人類は皆アフリカから来たんだ。アフリカに帰ろう。」そう言いたくなるような旅行会社のPRが秀逸です。
アムステルダムの「メニューのない」温室レストラン
背の高い煙突のあるアムステルダムの温室レストラン、Restaurant De Kas。ミシュランガイドにも掲載されたこのレストランでは、徹底的に地産地消とオーガニックにこだわっています。
あなたの家の「家事分担」はフェア?対話を促すイケアのゲーム
イケアが3月8日の国際女性デーに合わせて公開したのが、FiftyFifty(フィフティフィフティ)と呼ばれるデジタルカードゲームです。これは、自宅における家事の平等について、オープンで楽しく対話を始めるためのツールです。
備えない防災。日常で使うものを非常時にも役立てる「フェーズフリー」
「災害に備えることが難しいなら、日常にあるものを非常時に役立てる、『備えない防災』に取り組んだらいいのではないか」。このような発想の転換のもと生まれたのが「フェーズフリー」という考え方です。事業として防災に取り組んでいる、社会起業家の佐藤唯行氏が2014年に提唱した概念。日常時・非常時のフェーズを取り払うという意味で、フェーズフリーと名づけられています。
サーキュラー建築で廃棄物を最小限に。デンマークの「分解可能な」複合施設
建物の解体で廃棄物を出さないように建築デザインされたのが、デンマークの「The Braunstein Taphouse」です。解体後に建物の資材をリサイクルできるよう、分解可能なデザインになっています。分解可能にするため、建物はできるだけシンプルに、取り外し可能な結合部品で作成。それにより、別の場所で建物を再建築したり、部品を他のプロジェクトに再利用することができるのです。
コーヒー豆の殻で家を建てよう。コロンビアの農村部を救う新素材「WPC」
コロンビアの首都ボゴタにあるWoodpeckerは、身近な「廃棄素材」なコーヒー豆の殻に着目。再生プラスチックを組み合わせた木材・プラスチック複合材(WPC)を開発しました。
スラム建築を現代の建築に活かす。TAUが目指す、自然と一体化した無駄のないデザイン
現代の建築は見栄や無駄が多くなってしまっています。無駄を作ると、それは最終的にごみになってしまう。建築のスクラップビルドは、ものすごい量の廃棄物を出し、エネルギーを有し地球汚染につながっています。それを最小限に抑えることはもちろんのこと、廃棄物を利用して建築ができないか──そう話す、アトリエ「TAU」の創業者である大井雄太(おおいゆうた)さんは、スラムで用いられている建築方法を学び、現代の建築に生かしています。
ディスレクシアの人の視点を疑似体験する「とにかく読みづらいサイト」
カナダの団体が、あるウェブサイトを立ち上げました。文章のスペルはめちゃくちゃ。文字が点滅したり、勝手に動いたり、時にぼやけたりしているので、とにかく読みづらい。これは実は、日常的にディスレクシア(失読症・読み書き障害)と共に生きる人の気持ちをより多くの人に知ってもらうためのサイトでした。
「あの日」もハッピー、でなくて良い。生理について話しづらい雰囲気をなくす広告5選
これまで「生理」は、なんとなく、隠したいもの、恥ずかしいもの、男性には伝えにくいもの……と
パイナップルのヘタをドローン部品に変えるプロジェクト、マレーシアで始動
マレーシア・プトラ大学のプロジェクトチームが、パイナップルのヘタを原材料にドローン部品を開発しました。プロジェクトの目的は、マレーシアのフールランガット地区の農家の収入を安定させ、農産業の全体を活性化させること。パイナップルのヘタによって製造しているのは、ドローンのバッテリーやプロペラを固定する胴体の部分です。
Z世代が織り直す銘仙着物の魅力。「Ay」が生み出す地域密着のエシカルとは
奈良時代から養蚕が開始されたと言われる群馬県の「伊勢崎銘仙」。ファッションブランド「Ay」は、古くから伝わる地元の産業からインスピレーションを得て、現代のライフスタイルにも馴染むエシカルファッションの形を模索しています。
英スーパーが開発する、動物の「ウェルビーイング」を測定するアプリ
イギリスの高級スーパーチェーンであるウェイトローズ(Waitrose)がこのほど、農場で飼われている動物のウェルビーイングをはかるスマートフォンアプリの開発を発表しました。生産者の人々が、動物たちの心理的な状態を正確に把握できるようにすることで、農場の動物福祉を改善するものです。