ピッチだけではなく電力も。アーセナルが目指すグリーンなスタジアム

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欧州サッカーのファンなら誰しもが知っている英国プレミアリーグの名門クラブ、アーセナル。ロンドン北部にあるアーセナルの本拠地、「エミレーツスタジアム」もプレミア通のサッカーファンの間では有名だ。

この英国を代表するサッカークラブが、全く異なる分野で話題を呼んでいる。今月の14日、英国の再生可能エネルギー事業者、オクトパスエナジー社と長期にわたる公式パートナー契約を締結したのだ。アーセナルの公式エネルギーパートナーとしては初となる。

今後、両者はアーセナルが保有する施設の電力利用を再生可能エネルギーへと切り替え、環境に配慮したよりグリーンなサッカークラブ経営への移行を目指す。なお、電力切り替えの対象にはエミレーツスタジアムも含まれており、近い将来、同スタジアムは100%再生可能エネルギーで運営される予定だ。

オクトパスエナジーは英国最大の太陽光発電事業者でもあり、今年の4月に開始した再生可能エネルギーによる電力供給契約は既に40,000世帯に達している。

また、今回の提携により恩恵を受けるのはアーセナルだけではない。そのファンも同様だ。アーセナルを愛する地元ファンも、エミレーツスタジアムに供給される電力と同じ電力の供給を受けることができるようになる。

オクトパスエナジーによると、英国電力大手のブリティッシュガスから同社に電力を切り替えることで、クリーンエネルギーを利用できるだけではなく、年間300ポンドの電気代が節約できるという。さらに、電力を切り替えたファンにはアーセナルの選手のサイン入り公式ユニフォームやVIPスタジアムツアーなどの特典も用意されるとのことだ。

サッカーという華やかな舞台の裏で進む、環境への地道な取り組み。ファンと共に歴史を歩んできたアーセナルが、クリーンな電力もファンと共有し、新しい時代のサッカークラブの在り方を提示する。

【参照サイト】Arsenal welcomes Octopus Energy

(※写真提供:Mitch Gunn / Shutterstock.com