美味しく地球にやさしく。パスタをストローにして脱プラスチックへ

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今、日本でも海外でもプラスチック製ストローの提供を廃止する動きが続いている。スターバックスやすかいらーくといった飲食店が使用廃止を宣言したほか、アメリカのマリブ市シアトル市が法案で提供を禁止した。海洋汚染など環境への悪影響を考慮したうえでの判断は素晴らしいが、「では代わりに何を使えばいいのか?」という疑問が浮かぶ。

廃止されるプラスチック製ストローの代替案はさまざまだ。プラスチックでも自然分解される素材を使う、紙ストローを使う、リサイクルできるサイズのふたを使う、といった案が出ているが、一番舌鼓が打てそうなのはパスタをストローにするという案だ。もっとも茹でる前のパスタは固く、原料は小麦と水のみなので、実際の味は試してみないとわからない。

このPasta Strawsを販売しているのは、プラスチック製ストローの提供が禁止されたマリブ市にある会社だ。ウェブサイトではパスタならではのメリットがいくつか紹介されている。

たとえば紙ストローは自然分解されるまで30~60日かかるのに対し、Pasta Strawは捨てたあと一晩で分解されるうえ食べても大丈夫だ。また紙ストローは15分程度ドリンクに浸けておけるのに対し、Pasta Strawは3時間以上持つという。そして強度があるためミルクシェイクを吸い込んでもかたちが潰れにくい。

気を付けるべき点としては、小麦を含むこのストローはグルテンフリーではないため、アレルギーのある人は使用を避けるべきだろう。飲食物ではないといえ、口に含むものだからだ。そうでなければビーガンの人でも問題はなく、またコストは紙ストローと同じようなものだという。最近ではイギリスのブリストル市にあるレストランも、プラスチック製ストローの代わりにPasta Strawsを導入している。

穴の開いたパスタはめずらしいかもしれないが、これはブカティーニという種類だろう。濃厚なトマトソースによく合い、ペコリーノチーズをたっぷりかけたアマトリチャーナにすると、とてもおいしい。そんなパスタが、今回はドリンクの引き立て役として登場だ。マリブの海辺で、あるいは家庭的なレストランで、カクテルを啜る楽しみがまたひとつ増える気がする。

【参照サイト】Pasta Straw