「手を使わない」公共トイレが渋谷に誕生

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東京都渋谷区の七号通り公園に、「手を使わない」トイレが誕生した。

撮影:永禮賢 提供:日本財団

(撮影:永禮賢 提供:日本財団)

クリエイティブディレクターの佐藤カズー氏とTBWA\HAKUHODO Disruption Labチームがデザインしたこの公共トイレは、すべての動作を声で指示する「ボイス・コマンド」がコンセプトとなっている。渋谷区内17か所のトイレを、性別、年齢、障害を問わず誰もが快適に利用できる公共トイレに生まれ変わらせ、多様性を受け入れる社会の実現を目指す『THE TOKYO TOILET』プロジェクトの一環だ。

当トイレでは音声認識技術を利用し、利用者が扉にも便器にも触ることなく用を足すことができる。都内で新型コロナの感染拡大がますます懸念されるなか、「非接触」のトイレを実現したのだ。

最大4mの天井高の真っ白な球形の建物は、 空気の流れを制御し、においが滞留しないための形でもあり、 自然給気と機械排気を組み合わせた24時間換気システムが導入されている。

音楽をかけるでき、 誰もがクリーンかつ楽しい時間を楽しめる

音楽をかけるでき、 誰もがクリーンかつ楽しい時間を楽しめる(撮影:永禮賢 提供:日本財団)

今回のトイレのデザインを手がけた佐藤カズー氏は、「60%がトイレのレバーを足で踏んで流し、50%がトイレットペーパーでドアを開き、40%がお尻でドアを閉め、30%が可能な限り肘を使い手の接触を避ける。欧米のとあるトイレに関しての調査結果を見て目が点になりました。このインサイトをデザインに生かそう。スタート地点はそこでした。」とプレスリリースで語る。

扉を触って開け閉めする必要がないこの公共トイレ。システムに慣れる必要はあるが、車椅子ユーザーなど、手足の不自由な人々にとっても便利な設計となるかもしれない。誰かが排除されることなく、安全で、快適に利用できるトイレがますます広がっていくことを願う。

【参照サイト】Hi, Toilet. 手を使わないトイレ

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