バドワイザー、W杯の廃プラスチックカップで新サッカー場「ReCup Arena」を完成

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いま、多くの国や企業が地球環境の保全に向けた取り組みを行っている。特に世界中が注目しているのが、海洋汚染を引き起こすプラスチック製品の廃棄だ。

今回、このプラスチック廃棄問題について、子供から大人まで多くの人の関心を集める施設が誕生した。ビールの世界的銘柄バドワイザーが、ロシアのソチで行われた2018年FIFAワールドカップで捨てられた5万個のプラスチックカップをリサイクルして、建設したサッカー場「Budweiser ReCup Arena」だ。

バドワイザーは30年以上にわたり、FIFAワールドカップの公式ビールスポンサーをつとめてきた。2018年FIFAワールドカップでも同様に公式スポンサーとなり、大会全体で320万個以上のバドワイザーカップが使用されたという。赤色が鮮やかな美しいデザインのカップの多くは、観客の土産として家に持ち帰られた。

ソチ大会後、バドワイザーはFIFAワールドカップの地元組織委員会とともに、その他の会場内で廃棄されたプラスチックカップと、大会後に開催されたFIFAファンフェストで廃棄されたプラスチックカップを回収。その後、同社は5万個のカップを使って耐摩耗性に優れた着色コーティングをつくり、ソチに新たなサッカー場を完成させた。

バドワイザーのサッカーアリーナ

(c)AB InBev Efes

印象的な赤と白のピッチ。まもなく、地元のサッカーファンらがここに招待されるという。

バドワイザーは環境保全に尽力しており、2025年までに自社が販売するすべてのビールを再生可能エネルギーを使って醸造することを発表している。この目標は米国や英国などではすでに達成されており、「100%再生可能電力」使用のシンボルが梱包に印刷されている。

バドワイザーの100%再生可能電力

Image via Budweiser

FIFAワールドカップチャンピオンでありレジェンド選手のマルコ・マテラッツィ氏は、「ワールドカップの公式スポンサーであるバドワイザーが、FIFAワールドカップの遺産を守るという考えを共有し、大会後もそれを継続していることをとても嬉しく思う。」と述べている。

「世界の人が注目するFIFAワールドカップ開催期間中、バドワイザーは人々に幸福感を与えていた。この経験をさらに多くの人に広めていくため、Budweiser ReCup Arenaというユニークなサッカー場を作ることにした。」と、バドワイザーの親会社であるAB InBev社のマーケティング部長コンスタンティン・タマリロブ氏は語った。

FIFAワールドカップという世界的大会で使用され、廃棄されたプラスチックカップでサッカー場をつくる。これからを生きる子供たちは、このサッカー場でプレーしたり観戦したりするときに、プラスチック製品をつかうこと、廃棄することなどについても思いを巡らせるだろう。バドワイザーの取り組みは、世界中でこのニュースを見た人に大きな希望を与えてくれる。

【参照サイト】The Budweiser ReCup Arena Budweiser creates unique football pitch from recycled plastic cups