Reduce Go、TABETE、Foodpassport… どれがおすすめ?国内の食品ロスがもらえるアプリまとめ

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環境省によると、まだ食べられるのに廃棄される食品ロスの量は、世界で約621万トン。これは、飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年度)の1.7倍にあたる。日本政府も食品ロスを解決すべき社会課題として捉えており、2019年5月には、消費者や事業者への教育の振興や食品ロスの実態調査を義務付ける「食品ロス削減推進法」が成立した。

問題となっている食品ロスのうち約半分、339万トンが飲食店や小売業などを含む事業者から発生している。これらの食品ロスが発生する理由は、天候や周辺行事の影響、予約キャンセル、発注ミス、品揃え維持などさまざまだ。今回は、消費者である私たちが余剰食品を救える国内のフードシェアリングアプリ3つを実際に使ったうえで、それぞれの特徴をご紹介したい。

国内のフードシェアリングアプリ

毎日2回まで注文!月額1980円で食品を持ち帰れる「Reduce Go」

廃棄予定の食品を毎月定額でテイクアウトできるアプリ「Reduce GO」


Reduce Goは食品ロスを減らしたい飲食店と、安く食事をしたいユーザーをマッチングするサービス。月額1980円で加盟店のメニューを毎日2回までテイクアウトできる。現在は東京都を中心としたエリアのみ対応しているが、今後拡大するそう。現在の加盟店数は172店で、余剰食品削減数はこれまで11,702食にものぼる(2019年8月末時点)。

Reduce goのアプリでは、現在地に近い順に余剰食品と受け取り時間が一覧で見られる。その中から気になるものをタップすると、商品詳細と注文ボタンが表示される。注文が完了すると、受け取りの際に必要な注文番号と受け取り時間、お店までのルートが表示されるため、初めて行くお店でも安心だ。

Reduce Goの使用画面

Reduce Goの使用画面

1日2回という制約があるものの、月額の定額制のため利用次第では食費を抑えることができたり、さまざまな種類の料理を食べることで店の廃棄削減に貢献できることがメリットだ。利用してみたところ、昼間は余剰が出やすいパンやお弁当などの商品が多く、夜は居酒屋やレストランなどが提供するテイクアウトが多いと感じた。また、ごはんものだけでなくケーキやドリンクなども販売されている。

値段:月額1980円
対象エリア:東京都中心
特徴:毎日2回まで注文OKの定額制、テイクアウト、現在位置から近い場所を探してくれる

ダウンロードはこちら:Reduce Go

余剰食品を低価格で買い取り!フードレスキューできる「TABETE」
Tabete

Tabete

TABETEは、閉店間際など、まだおいしく安全に食べられるのに廃棄の危機に面している食事を「食べ手」とつなぎ、最後まで売り切ることを応援するプラットホーム。加盟店数は319店、東京が中心だが、埼玉や神奈川、石川などでも取り扱われている。

こちらは月額制ではなく、各店舗の商品ごとに値段が決まる。使ってみたところ、もともとの値段よりも割引された250~900円のメニューが多く見受けられた。

アプリの上に出てくる食品の詳細を確認した上で、引き取り予定時間、個数を選択し「お会計してレスキューに向かう」をタップ。お店に到着したら、「レスキューを完了する」ボタンを店員さんに押してもらえば、食事を受け取ることができる仕組みだ。

また、各商品の詳細ページには「TABETEに出品した理由」が記載されている。さまざまな理由からフードロスが出てしまうが、せっかくなら食べてほしいというお店の真摯な気持ちが感じられた。

値段:商品によって違う(200円~900円が多い)
対象エリア:東京都中心に関東圏(埼玉県、神奈川県)、石川県
特徴:値引きされた余剰食品を探しやすくしてくれる、テイクアウト

ダウンロードはこちら:TABETE

月980円の定額制×外食で色々な種類が食べられる「FOODPASSPORT」
Food Passport

Food Passport

関西圏を中心として展開するFOODPASSPORTは、飲食店の余剰食材を使ったおまかせメニューを月定額980円で月10回まで楽しめるお得なフードシェアリングサービス。加盟店は489店と、ここで紹介するサービスの中では一番多い。テイクアウトではなく店内での食事のため、ワンドリンクなどの注文が必要だが、1,000円前後のメニューが月に10回980円で食べられるのでコストパフォーマンスは良いだろう。

FOOD PASSPORTの使用画面

FOOD PASSPORTの使用画面

アプリ上でお店がアップした今日のおまかせメニューを確認し、食べたいものが決まれば注文。店舗で画面を見せれば食べられる仕組み。加盟店数が多く店内での食事となるため、パスタから、ステーキ、刺身、鍋、なんとオマール海老まで選ぶことができるのが強みだ。

値段:月額980円
対象エリア:関西圏(大阪、京都、兵庫など)
特徴:月10回まで好きなメニューを頼める、店内での飲食が基本、加盟店の数が多い

ダウンロードはこちら:FOOD PASSPORT

まとめ

どのサービスでも、決まった時間に商品を受け取りに行く費用が必要だったり、余剰食品であるがために自分が食べたいものがあるとは限らないといったデメリットがあったりするのだが、廃棄される食品が減るという意味で、飲食店にとってもアプリ利用者にとっても嬉しいサービスだ。

今回紹介したアプリの他にも、パッケージの変更や賞味期限切れ間近の理由で、品質には問題ないのに廃棄されていた食品・日用品を中心に通信販売する「Otameshi」や、食べられるのに捨てられる商品がクーポン形式にて発行され、コンビニなどで安価に購入できる「NoFoodLoss」というアプリが登場するなど、食品ロス問題に対してさまざまな取り組みがなされている。

食品の廃棄をなくすために、まずは自分の生活に取り入れやすいと感じたものからはじめてみてはいかがだろうか。

【参照サイト】食品ロスについて知る・学ぶ
【参照サイト】Reduce Go
【参照サイト】TABETE
【参照サイト】FOOD PASSPORT