ソーラーランプが世界中に光と未来を運ぶ。Little Sun Diamondが発売開始

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ドイツの会社Little Sunが、2017年9月1日からソーラーランプの新製品Little Sun Diamondの発売を開始した。

ソーラーランプ

Image via Little Sun Diamond

現在、世界では11億人もの人々が電気のない生活をしている。電気がないことで教育レベルが低下し、労働時間が制限され、収入が減る。また、夜に必要な医療が受けられないため、命の危険が増す。

この状況を改善するべくLittle Sunが立ち上げたのが、「全ての人にエネルギーアクセスを」をモットーとするプロジェクトだ。

Little Sun社は、2012年にソーラーランプLittle Sunの発売を開始し、これまでに50万個を販売している。クリーンな電気でアフリカのサハラ地方の100万人以上の人々の生活を変えたのだ。夜に電気のない所に住む人々の、日没後の生活を快適にした。

また、Little Sun社はソーラーランプ事業の他にもアフリカのサハラ地方で地元企業家600人と共に活動している。彼ら独自の小さな太陽光ビジネスを成立させていくための援助をしているのだ。電気が通っている国々でのLittle Sunの販売は、アフリカのサハラ地方での販売に還元され、その土地の人々が購入できる地域価格で販売するのに使われている。

さらに、世界の人々に貧困と気候変動に対して行動を呼びかけ、エネルギーの質とエネルギー問題の解決に対しても様々な活動をしている。2016年にマラケッシュで開かれた気候変動会議のオープニングセレモニーでは、世界的なエネルギーアクセスのシンボルとして、Little Sun社のランプである黄色のLittle Sunを使って全参加者が日の出を演出した。

ソーラーランプ

Image via Franziska Russo

2017年9月1日から販売が開始されたLittle Sun Diamondは、太陽の下で5時間充電すると5時間明るい電気を放つ。

Little Sunの創立者であり芸術家のOlafur Eliasson氏はこう語る。「我々はみんな、成功したい、幸せになりたいという共通の願いを持っている。Little Sun Diamondはその願いを光を照らし、あなたの生活に輝きを与えるだろう。」

日本では、10月から東京のMoMA Storeで販売が開始される。また、金沢21世紀美術館で現在開催されている展覧会「日々の生活 – 気づきのしるし Everyday Life – Signs of Awareness」で、Little Sunが展示されている。

世界中にクリーンな光と社会の未来をもたらすLittle Sunシリーズ。一度手に取ってみてはいかがだろうか。

【参考サイト】New solar lamp Little Sun Diamond by Olafur Eliasson shines a light on the need for energy access for all
(※画像・情報提供:Little Sun

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