お年寄りから若い世代へ。ユニリーバ広告が伝える「祖父の言葉」

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私たちは、自分のおじいちゃん・おばあちゃんが辿ってきた人生について、どのくらい知っているだろうか。とても近い存在なのに、実はその過去についてはあまり知らない、という人は多いかもしれない。

人生の大先輩である彼らと話をすることで、私たちは人生の深い知恵を得られる。そんなメッセージを発信しているのが、今回紹介する、ユニリーバ・シンガポール提供の短編ドキュメンタリーだ。「祖父の言葉」と名付けられたビデオに登場するのは、15歳のジャレット少年と、76歳のリーおじいちゃん。

ジャレット少年は、愛用のヨットに乗り込んで大好きな海へと漕ぎ出していき、靴直し職人のリーおじいちゃんは、今日も真剣な目つきで仕事に励む。風にあおられ揺れるヨットの帆の調節と、ミリ単位のずれを直す職人技。どちらもとても繊細な技術ゆえに、2人の手には切り傷が耐えない。「そんなのへっちゃらさ」とジャレット少年。

「若いうちに冒険しないで、いつするんだ?」「傷を恥じてはいけないよ」そう語るのはおじいちゃんだ。「傷というのは、人生の山も谷も、酸いも甘いも乗り越えてきた、という立派な勲章なんだからね。」

そう語るおじいちゃんの姿を、誇らしげに見つめるジャレット少年。傷を負っても、色んな困難があっても、いままで諦めずにがんばってきたんだね、と微笑む少年におじいちゃんが、「大変なことがあっても、恐れずに夢を追い続ければ、成功はつかめるんだよ」とあたたかくエールを送るところでビデオは終わる。

心温まるユニークなストーリーだが、ユニリーバと何の関係が?と思った方もいるかもしれない。実はこれ、同社が発売する、切り傷や乾燥のための保湿クリーム「ヴァセリン」の広告なのだ。

「シンガポールのお年寄りたちが持つ強さやスピリットを、若い世代に知ってもらいたかったのです」そう語るのは、ユニリーバのコンテンツディレクター、ケニー・タン氏だ。「私たちの製品が、人々の傷を癒すだけでなく、仕事や人生そのものを支えているというメッセージを発信しています」

生きていると、時にはつらく厳しい状況に直面することもあるだろう。そんなときは、おじいちゃん・おばあちゃんに電話して、アドバイスをもらってみてもいいかもしれない。人生の山も谷も乗り越えてきた大先輩たちなら、あなたを勇気付け、背中をそっと押してくれる言葉をくれるだろうから。

【参照サイト】Visible Scars, Invisible Strength: Grandpa’s Words | Vaseline Singapore