ロンドンのハーフマラソン、水分補給はプラスチックカップから「食べられるボール」へ

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先日開催されたロンドンのハーフマラソンで、水分補給に使い捨てのプラスチックカップを使わないという、ロンドン初の試みが行われた。

世界各地で行われるマラソン大会。トレーニングを積んだ選手たちが日頃の成果を競い合うこの大会に欠かせないのが、水分補給だ。走路に数か所設置された給水所で、選手たちは水分補給を行う。

しかし、この選手の命とも言える大切な水が入っている容器の多くは、プラスチックか紙製だ。大会後、選手たちが一回使っただけのカップが散乱しているのを見たことはないだろうか。

Image via Shutterstock.com

マラソン大会でのカップ大量廃棄問題を解決すべく、ロンドンのハーフマラソンが今回使用したのが、海藻でできた生分解可能なボール「Ooho!」である。

Ooho!は、生分解可能で食べられる袋に“ろ過水”を入れた、世界初の製品だ。この膜は、豊富な天然資源である海草から作られているため、自然食品とほぼ同じく4週間から6週間で生分解される。

Image via Ooho!

大会中、選手たちは給水箇所でペットボトルの代わりにOoho!を受け取り、袋の角を噛んで吸うことで、水分を補給した。水を飲んだ後は、Ooho!自体も食べられる。道に捨てても大丈夫だ。ボランティアが掃除するか、そのまま置いておいてもまもなく生分解される。

この画期的な製品を開発したのは、ロンドンに本拠を置く海藻技術のスタートアップ「Skipping Rocks Lab社」だ。同社はプラスチックボトルやカップに代わる、ゴミの出ない製品を作ることを目標としている。

使い捨てプラスチックボトルや紙カップを使用しないことは、より持続可能なマラソン大会の実現への大きなステップとなり、人々の環境意識も呼びおこす。2018年から、ロンドンのハーフマラソンは環境にもっと優しく、持続可能になったのだ。

今回のような多くの人の注目が集まるスポーツ大会や、2020年に東京で開催されるオリンピックで、このような持続可能な試みが広がっていくことを期待したい。そして私たちも、自らの行動一つ一つが地球に優しいものになるように努力していきたい。

【参照サイト】HARROW HALF GOES ‘SINGLE USE PLASTIC FREE’
【参照サイト】Ooho!
(※画像:HARROW HALFより引用)