毎日人ごみに紛れて電車に乗り、決まった時間にオフィスに行く。たくさんの情報が絶え間なく流れてくる。そんな都会での生活をやめ、地方で遠隔から仕事をする人が集まる地域がある。徳島県神山町だ。一泊二日で神山町のサステナブルなまちづくり、仕事づくりを学ぶ体験プログラム『ソーシャルイノベーションを学ぶ”神山町”サスティナブルツアー』の参加者募集がはじまった。
神山町は、徳島県の山あいにある過疎地域だ。人口5,000人の小さな町ながら、国内・海外から招聘したアーティストの神山での滞在制作支援を行う「アーティストインレジデンス」や、住民主体で行う道路の清掃活動「アドプト・プログラム」など、約30年前から独自に多様な人々の交流を生み出し、地域活性化の先進事例として世界からも注目を浴びている。(取材記事:ITとアートとサテライト。「創造的過疎」神山町のいま)。
近年では、“川に足を浸しながらリモートワーク・テレワーク”ができるような高速インターネット環境が注目され、古民家を活用したサテライトオフィスを開設する企業や、場所にとらわれない多様な働き方・暮らし方を実践する人が神山町に集まってきている。
こんな小さな町に次々と起業家が集まり、定着する秘密は何か?その謎を解き明かすことで、新たな働き方の価値観や、地域を魅力的な場所にする考え、持続可能な地域のあり方などを学べるはず。
本プログラムでは、「働き方の革新」や「まちづくりの革新」に取り組むイノベーターに直接会いに行く。そして、ただ神山町の良い事例を視察するのではなく、旅の中で浮かんだ・考えたアイデアをまとめて発表する機会も盛り込んだ、インタラクティブな教育プログラムだ。
プログラムの概要
実施期間 | 2019年11月2日(土)~11月3日(日)一泊二日 |
場所 | 徳島県神山町 |
ツアー代金 | 59,800円(税込) 金額に含まれるもの:往復航空券代、プログラム費、現地での移動費、宿泊費 含まれないもの:現地での食事代(昼食、夕食) |
宿泊場所 | 神山温泉ホテル四季の里&いやしの湯(朝食付き、3ー4名1室利用 ※参加者同士の相部屋) |
定員 | 12名(最少催行人数 8名) |
スケジュール |
|
申込期間 | 2019年10月23日(水)迄 |
プログラムURL | https://bit.ly/2k5T5JF |
主催団体 | NPO法⼈グリーンバレー、パソナJOB HUB、ANAセールス |
IDEAS FOR GOOD編集部のおすすめポイント
- 徳島県に ただの旅行じゃない体験をしに行きたい
- 地域で活躍する起業家に会いたい
- 地域活性化の成功事例を見に行きたい
- 地域に住んでリモートワークする人に会いたい
- 地域の事例から、環境や地域に配慮したビジネスのあり方を模索したい
今回のプログラムの主催者であるNPO法人グリーンバレーは、まさに神山町の情報発信や、アーティスト・イン・レジデンス、サテライトオフィスの誘致など、移住支援を軸とした活動を行っている。これらに当てはまる人には良い機会となるだろう。
そして神山町を実際に訪れることで、プログラムの根幹にある彼らの考え方を知るだけでなく、参加者同士でもコミュニケーションを取りながら地域の持続可能性について学んでいく。この秋はぜひ神山町に行ってみてはいかがだろうか。