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リモートワーク/テレワークとは・意味

リモートワーク、テレワーク

リモートワーク/テレワークとは?

リモートワークとテレワークは、共に「遠隔で働く」という意味だ。会社員であってもオフィスに出勤することなく、在宅勤務をしたり、カフェやコワーキングスペースなどで仕事をしたりするスタイルである。リモートワーク、テレワークをする人は、「リモートワーカー」、「テレワーカー」、「テレコミューター」と呼ばれる。リモートワークとテレワークには、明確な違いはない。

リモートワーカーは、プログラマーや、デザイナー、ライターなど、主にパソコンを使った仕事をしている。成果が分かりやすく、リアルな環境で対面のコミュニケーションを必須としないことが多いからだ。窓口の受け付けや接客販売など、職種によっては、遠隔で仕事するのが難しい場合もあるが、今の時代、もはや「オフィスへの通勤が普通」とは言えなくなってきている。

近年は、インターネットを介したテレビ会議での打ち合わせも可能になった。VR・AR・MRなどを利用して、自宅にいながら、まるで一つのオフィスにいるかのような状況を作り出す技術の開発も進められており、これが実用化した場合、リモートワークは、より一層増えることが予想される。

「自由」だけじゃない、リモートワーク/テレワークの魅力

リモートワークのメリットに、「自由」が挙げられる。オフィスで決まった時間に働くわけではないため、融通が利くのだ。たとえば小さな子供がいて、家を離れられない父親・母親には良い働き方である。また、体に障がいがあったり持病があったりして、移動が困難な場合にも、自宅なら働ける場合がある。

また、企業側としても、多様な働き方を推進することで労働環境を改善し、業務効率を高めるために部分的に導入する場合もある。日本は、人口の多くが都市に集中している。多くの人が都市郊外に住み、長時間かけて都市の中心部まで、ラッシュアワーの満員電車に揺られ通勤しているのだ。この毎日の「通勤」には、著しく時間を要し、心身の消耗を招くことで業務の効率も落ちていることにどれだけの人が気付いているだろうか。

リモートワークを導入することで、そんな通勤から多くの従業員が解放されるだけでなく、交通費の節約、ひいては移動に要するカーボンフットプリントを低減し、環境負荷を抑えることにもつながる。人の移動が減ることで、交通渋滞の緩和にもなる。

仕事のために都市近郊に住む必要がなくなったら、地元へUターンする人や、あえて田舎暮らしを選ぶ人も出てくるだろう。個人が自分の最大パフォーマンスを発揮できる環境を選ぶ「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」が広がれば、地方の活性化にもつながる。

一方、リモートワークやテレワークでは、マネージャーの管理が届かないとして、適正な評価ができなかったり、不安に思ったりすることもあるとされる。また、直接向かい合って仕事をする場合と比較し、顔が見えないリモートワーク、テレワークはコミュニケーションが難しいともいわれている。これらの解決策はそれぞれの企業にゆだねられているが、多様な働き方をしたいという従業員の声を拾い、実行していくことは企業にとってもメリットではないだろうか。

【関連記事】ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)とは・意味

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