海に流出する前にプラスチックを救出。100%リサイクルできるバービー人形

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古くから「バービー人形」シリーズで知られる米国のマテル社が、同社初となるオーシャン・バウンド・プラスチック(水路や海岸域の近くの地面に落ちていたプラスチックごみ)でできた新シリーズ「バービー・ラブズ・ザ・オーシャン・コレクション」を発表した。

このコレクションは3種類のバービー人形で構成されており、どれも夏らしいトロピカルな色合いが特徴的だ。素材の90%は、廃棄物収集システムがない場所の水路から31マイル(約50km)以内で回収されたプラスチック。つまり、本来であれば海洋に流出するはずだったプラスチックを拾いあげて、啓発のためにアップサイクルしているのである。

また、バービー人形とあわせて、海洋プラスチック問題に取り組む4oceanと共同でプロデュースした限定版の「4ocean x Barbieブレスレット」も販売している。こちらは、バリ島の職人がリサイクル素材を使って手作業で完成させたものだ。このブレスレットが1つ売れるごとに、マテル社は海岸で約0.5kgのプラスチックを回収。さらに、子供たちが環境問題について学べるような教材を寄付する。

マテル社は、2030年までに全ての製品とパッケージに、100%リサイクルされたもの、リサイクル可能なもの、バイオベースプラスチック素材を使用するという目標を持っている。今回の取り組みも、その一環だ。

海洋プラスチックでできたバービー人形

バービー人形は、1959年にアメリカで初めて発売され爆発的なヒットとなり、60年を経た現在でも高い支持を受けるロングセラーだ。17歳のファッションモデルで、フルネームはバーバラ・ミリセント・ロバーツというのが当初の設定だが、時代の変化とともに多種多様なバービーが登場している。

これまで、女性に多様な職のロールモデルを提示する「Inspiring Women Series」シリーズや、性の多様性に関する視野を広げる「Creatable World」シリーズなどが登場した。

Youtubeチャンネルでは、「地球を守るために私たちができること」というテーマで子供向けに日々できる行動をキャラクターたちが話す仕掛けも作っている。

人は幼少期に多くのことを学ぶ。おもちゃという子供が日常的に接するものに、サステナブルな素材を使用し環境保護の思想を込めることで、バービーは自然と子供たちを啓発するロールモデルになっている。

【参照サイト】Mattel Launches Barbie Loves the Ocean; Its First Fashion Doll Collection Made from Recycled Ocean-Bound* Plastic
【参照サイト】Barbie Loves The Ocean, & We Love It, Too
【関連ページ】海洋プラスチック問題とは?

Edited by Kimika

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