NFTで「環境再生型都市」を作る、デジタルコミュニティ“Kift”

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場所に捉われず住み働く多拠点居住やバンライフのような自由さと、シェアハウスのようなコミュニティの温かさや面白さが一緒になったサービスがある。

「Kift」はアメリカ発の、リモートワーカーやノマドワーカーを対象にした、Co-Livingとバンライフを組み合わせたプロジェクトだ。

現在は、アリゾナ州、カリフォルニア州、ユタ州など山や海、砂漠など自然が多くある場所の近くに、キャンピングカーを停めて寝泊まりもできるコミュニティハウスや場所を複数構築しており、Kiftのメンバーはそこで寝起きし、仕事し、料理し、共に遊び、生活することができる。

そんな「Kift」には野心的な目標がある。自律的で再生可能なリジェネラティブ・シティ(環境再生型都市)をつくること。その場所は、再生可能な技術、自然建築、エネルギー効率の高いシステムで満たされ、人々が自分自身と、コミュニティと、そして地球と調和して生きられるようなところだ。

 

この目標を形にするため、Kiftは「Kift DAO」という分散型自律組織を作り様々な取り組みを行なっている。この組織のメンバーになるためには、「Kiftables」と名付けられたNFT(非代替性トークン)を購入する必要がある。イーサリアムのブロックチェーンを利用したKiftableトークンには、それぞれオリジナルのキャンピングカーが描かれている。

メンバーには、組織のガバナンスの権利、プロパティの利用、イベントや将来的なNFTへの優先アクセスなどの特典がある。また、どこに土地を購入し、どんな不動産を開発していくかについても投票できる。もちろん、そのコミュニティでは素敵な仲間にも出会える。

デジタルノマドという新たなライフスタイルと新出のテクノロジーNFTが結びつき、未来の町づくりが始まっている。

日本では、まだ満員電車で毎朝、都会のコンクリートジャングルへ通勤するという人もいる一方で、リモート化など働き方や住み方の自由化も進みつつある。今後も、より多様で自由なワーク・ライフスタイル、町の在り方が日本においても推進されていくことを期待したい。

【参照サイト】Kift
【参照サイト】Kift DAO
【参照サイト】Nomad Neighborhoods: Van Life, Overland Group Buying Land in West

※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「Livhub」からの転載記事となります。

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