ブリュッセルが描く、10分都市構想。“移動のしやすさ”を可視化するデータがカギに

ベルギーのブリュッセル市が「15分都市」を超える「10分都市」の構想を発表しました。データを駆使して街をデザインするアプローチに注目が集まります。

英国の石炭火力廃止から、地域エネルギーまで。欧州の再エネ事情【欧州通信#38】

欧州各国で進む、再生可能エネルギーの導入。イギリスの石炭火力発電廃止、オランダの送電網混雑解消、フランスの墓地太陽光発電など、地域に根ざした革新的な取り組みが展開されています。

電力を自給する、Lenovoのソーラーパネル付きPC

外出先でパソコンの充電がなくなりそうな時、太陽光で発電できたら……そんな想像をLenovoが実現しました。太陽光パネル付きのパソコンですが、厚さ15ミリ・重さ1.22キロと軽量型なのです。販売は未定ですが、電力を自給できる暮らしが近づいていることが分かります。

中国で注目の「家交換」旅行。観光地巡りから、暮らしを味わう旅へ

中国の若者の間で、コストを抑えつつ現地の生活を体験できる新しい旅行スタイル「ハウススワッピング」が流行しています。その背景には、旅に関する根本的な価値観の変化がありました。

最短距離と遠回り

遠回りしながら「控えめに」デザインする。イタリアの“プロジェッティスタ”に学ぶものづくりの本質【SHIROイベントレポート】

昔イタリアでは、今でいうデザインを「プロジェッタツィオーネ」と呼びました。この実践者たちは「控えめな」創造力を持っていたと言います。彼らの仕事から本物のクリエイティビティについて考えてみましょう。

【イベントレポ】気候危機時代の食を、江戸の暮らしから考える。これからの食文化とそれを支える仕組みとは

現代の食のあり方は気候危機時代の「課題」なのか「解決策」なのか──現代の食の原点である江戸時代に立ち返りながら、食をめぐるビジネスや生活を見直し、“生きる”を支える産業の未来を考えたイベントをレポートします。

「待つ」はデザインできる。世界のバス停から、都市における“ムダな時間”を問う

忙しなく動き続ける都市のなかで、「待つ」という行為は、ときに無駄な時間とみなされがち。しかし、バス停で過ごすわずかな時間には、人と空間、そして他者との関係性を映し出す静かなケアの営みが潜んでいます。スウェーデンやアメリカ、オランダの事例をもとに、公共空間における「待ち時間」のデザインが、人々のウェルビーイングやまちのあり方にどのような影響を与えているのかを読み解きます。

短期利益を超えて。森と金属が育むフィンランドのサーキュラーエコノミー

フィンランドは、サーキュラーエコノミーを軸に2035年のカーボンニュートラル達成を目指します。森林資源やバッテリー循環、産業共生の独自モデルとは?政策と企業の最前線から、日本が学ぶべきポイントを探ります。

今帰仁ウェルネスツアーのイメージ

土地に根付く古来の知恵から、豊かな生き方のヒントを学ぶ。沖縄の「今帰仁ウェルネスツアー」体験レポート【後編】

長寿食と呼ばれる琉球料理の講座、手付かずの原生林での森林浴……村民ガイドのもと、“土地にならでは”を活かした沖縄・今帰仁村のウェルネスツアーには、善く生きるヒントが詰まっていました。

今帰仁ウェルネスプログラムの様子

「なーんもない」が、何よりの豊かさの源。沖縄の「今帰仁ウェルネスツアー」体験レポート【前編】

やんばると呼ばれる沖縄本島北部の村、今帰仁。“ありのままの沖縄”が残るとっておきのフィールドで、五感を開き自分と向き合うウェルネスプログラムが始まりました。

ボロボロのパンツが干されている

「そうだ、パンツを土に埋めよう」スイス全土に広がった、市民による土壌調査

1,000枚のパンツを使って土壌の健康状態を調査するプロジェクトが、スイス全土で実施されました。市民が自らデータを収集し、科学に貢献する「シチズンサイエンス(市民科学)」の好例です。

便利さの代償とは?フランスのローテクな「未来のアパートメント」が問い直すライフスタイル

パリ近郊で行われた「未来のアパートメント」実験では、「本当に必要な技術とは何か?」を問いとし、ローテクを活用したエネルギーや水の消費を最小限に抑えた暮らしを検証。堆肥トイレなど、外部インフラに依存しない生活の可能性を探りました。

「結婚は?子どもの予定は?」男性が面接で聞かれたら。オランダ企業の実験が問うジェンダー平等

オランダ企業bolは、男性社員が女性が受けがちな面接質問を体験する実験を実施。結婚や育児、容姿などの質問に戸惑う男性の姿を通じて、ジェンダー不平等の現実を映し出しました。

霞んで見えない広告?Netflixドラマの宣伝が映す大気汚染のリアル

イギリスの街にあるネットフリックスの新ドラマ広告。せっかく新しい番組を宣伝したいのに、白い靄がかかって出演者やタイトルが見えないことがあります。なぜ時間や場所によって、見え方が違うのでしょうか?

菌糸体の“育つレンガ”から10年。バイオマテリアルがひらく循環型デザインの行方【crQlr Awards 2024 #4】

10年前、デイビッド・ベンジャミン氏が開発した「Hy-Fi」プロジェクトは、農業廃棄物と菌糸体を使った“育つレンガ”による建築の実験でした。10年経った今、バイオマテリアルを「未来の素材」ではなく、今すぐ実用化できる技術として、どのようにスケールさせているのでしょうか。デイビッド氏に取材し、彼のビジョンと取り組みについて話を伺いました。

【2025年3月】英国で初めて、女性医師の数が男性医師を上回る。グッドニュース5選

日々飛び交う悲しいニュースや、不安になる情報、ネガティブな感情ばかりを生む議論に疲れたあなたに。心が少し明るくなるグッドニュースを世界中から5つピックアップしてお届けします!