ポルトガル発、使用済みエアバッグとパイナップルから作るヴィーガンな靴

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最近しばしば耳にする「ヴィーガン」という言葉をご存じだろうか。ヴィーガンとは、動物愛護の観点や体質的な理由から卵や乳製品を含む動物性食品を口にしない絶対菜食主義者のことであり、欧米を中心にヴィーガンレストランが展開されるなど広がりを見せている。

さて、そのヴィーガンを靴で体現した「Vegan Shoes」を提供するポルトガルの靴ブランドnaeが、新商品を発表した。naeという会社名はNo Animal Exploitation(動物から搾取しない)の略であり、フェアで動物と環境にやさしい製品作りをモットーにしている。

今回naeが発表したのは、リサイクルしたエアバッグを素材とする世界初の靴だ。エアバッグに含まれるナイロンを再利用し、通常であれば長く使用できず処分される素材に新しい命を与えようという試みである。

naeが目指す靴作りは、わたしたちが毎日使用できるようなモダンな靴だ。製造は、一定の認定基準を満たしたポルトガルの工場でのみ行われる。また、ヴィーガンというだけあって動物性の素材や環境に害を与えるような素材は使っていない。naeが使用する材料は、エアバッグのほかにパイナップル、ペットボトル、コルクおよびエコマイクロファイバーなどの合成材である。

nae

Image via nae

それぞれの素材には特徴がある。まずはパイナップルの葉の繊維。これは防水効果がありとても温かいため、クリームを塗れば冬にぴったりの靴になるという。また、通気性がよくアレルギー成分も含まない。naeでは、靴の製造に使うためだけのパイナップルの不要な大量消費を防ぐため、すでに消費されたパイナップルからとれる葉だけを使っている。この葉を使った靴の繊維はフィリピンの工場で作られており、そこでは働く人々の人権や労働慣行も十分に配慮されている点がポイントだ。

次に、リサイクルされたペットボトルとリサイクルタイヤ。これらを材料にした靴は、プラスチック廃棄による環境への影響を減らすことに繋がる。温かく、強度があるのが特徴だ。

コルクもある。これはコルクの生産が盛んなポルトガルらしい材料だ。naeは保護されたコルク樫の木から採れる100%自然のコルクのみを使用しており、素材としては新鮮で防水性がある。自然を害することなく、木の自然な成長を尊重する取り組みだ。

最後に、ナイロンやポリエステルなどのマイクロファイバー。naeは、製造過程において水やエネルギーを無駄にしないことを保証するエコなマイクロファイバーだけを扱っている。マイクロファイバーは軽くて防水性があり、使いやすい材料だ。マイクロファイバーを使用した靴は1年中履けるという。革のような強度があるが、動物から奪うことはない。

動物から搾取をしないこと、そして自然を壊さないエコな材料の使用をすること大切にし、デザインと品質に重点を当てたnaeの製品。環境を大切にし、消費者の毎日の快適さのためにデザインされた靴は魅力的だ。あなたも一度、試してみてはいかがだろうか。

【参照サイト】nae
(※画像naeより引用)