社会課題を“映す”動画コンテスト「第1回 SDGs Creative Award」日本で開催!

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貧困の撲滅や安全な食料・水の確保、気候変動にジェンダー平等。2030年までに世界の国々が課された「持続可能な開発目標(以下、SDGs)」が、日本でも聞かれるようになって久しい。国家や企業がこの目標に取り組むなか、個人でもこの目標の達成に貢献するにはどうしたらいいのだろう……?そう考えるあなたに朗報がある。

SDGsの普及啓発に取り組む団体のリーダーや自治体の有志が集まってできたSDGsクリエイティブアワード実行委員会がこのほど、社会課題を表現する映像作品コンテスト「第1回SDGs Creative Award」を開催する。映像というツールを通して、SDGsのさらなる普及や、地域や企業での取り組みを促進する催しだ。

本コンテストではプロ・アマ問わず、2018年9月から2019年1月まで作品を募集しているという。応募できる作品の種類は2つ。ひとつは、60秒以内の動画で社会課題の理解につなげる「SDGs普及促進映像部門」。そしてもうひとつは、3分以内の動画で国や地域、企業や個人などSDGsへの取り組みを紹介する「SDGsローカルアクション映像部門」である。

1分または3分という制限のなかで、何を表現するかはあなた次第。短くも人の心に残る作品を制作できるかどうかがカギとなりそうだ。

Image via Shutterstock.com

表彰は2019年3月に北海道札幌市で行われ、それぞれの部門で大賞を取った者には賞金も授与される。今回のコンテストでは、SDGsの17の目標のうち、以下の6つに当てはまるものが条件となる。

  • 目標1:貧困をなくそう
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
  • 目標12:つくる責任つかう責任
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう

今後3年間で第2回、第3回と開催を重ね、SDGs17すべての目標を網羅する予定だという。

社会課題を考えさせるのに、文章でも写真でもなく、なぜ動画なのか。コンテストの実行委員会はこう述べる。「動画は、世界的なスマートフォンの普及やSNS時代に豊富な情報量と言語の壁を超えた視覚伝達において、SDGsの理解や普及啓発に最適のツールです。途上国の問題、地域の知恵、最新のイノベーションなど、映像が伝える世界は、社会の普遍的な課題解決に資する共感や共創につながる大いなる可能性を秘めています。」

このコンテストに協賛する株式会社大和証券グループ本社からは、こんなコメントが届いた。「(前略)音や映像による表現により直接的に感性に訴えかけることで、SDGsへの理解も深まると思います。より多くの人の心に届く作品が生まれることを期待しています。」

そう、映像は直感的なのだ。たとえ短い動画でも視覚、聴覚を通してわたしたちの感性に届き、何かしらのインパクトを残すようにできている。

SDGs Creative Awardを通して、現在は社会問題の解決に積極的でない人も、それに取組んでいる人々を支援するようになればいい。そして、世界中で対話やアクションの輪が広がればいい。コンテストの今後の展開が楽しみだ。

【参照サイト】SDGs Creative Award
【関連ページ】持続可能な開発目標(SDGs)とは・意味

本コンテストに応募したい方へ

SDGsクリエイティブアワード実行委員会は現在、作品を募集しています。応募の期限は2018年9月1日から2019年1月10日まで。参加者は個人・チーム・団体・プロアマ、年齢、性別、職業、国籍など問いません。

応募の詳細は「応募要項」ページをご参照ください。随時更新されています。

経験がなくても映像を作ってみたいと思った方、せっかくなら社会に何か影響のある映像作りをしたい方など、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

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