「ベトナムのハノイとホーチミンは、まるで違う国のようだ」と、その両方へ訪れたことのある人は言います。
カラッとした青空が広がる表情豊かな大都市ホーチミンと、風情のある街並みに曇りが似合うハノイ。わたしたち編集部が見たのは、そんなベトナムのふたつの顔でした。
街中を走るバイクの波。早朝から始まるフォーのお店に、朝から街は賑やか。夜は遅くまで街を歩く若者たちの活気で溢れています。
目覚ましい経済成長を続けるベトナム。生活レベルやライフスタイルも西洋の国々に近付きつつあります。その反面、伝統的なベトナム文化も、根強く生き続けています。
一方で、国が発展していくということで向き合わなければならない社会問題が増えていくことも忘れてはなりません。
たとえばプラスチック。ベトナムの海洋投棄のプラスチックごみ量は世界ワースト5に入っています。また、大量のバイク渋滞による排気ガスは、ベトナムの大気汚染を深刻な問題化しています。都市部と農村部との間で起こっている教育格差もあり、未だに農村部に住む子どもたちは十分な教育が受けられていません。
わたしたちが出会ったのは、そんなますます発展するベトナムで、この国が今後直面していく社会問題に、真摯に向き合う人々です。
ベトナム流のソーシャルグッドに触れてみませんか。