ニュースのあり方を考えよう。問題だけでなく、解決方法も報道する「ソリューションジャーナリズム」

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「ソリューションジャーナリズム」と呼ばれるジャーナリズムの形があることを知っているだろうか。2013年にハーバード大学が紹介して浸透し始めた概念で、世の中の問題点を報道するだけでなく、その課題を解決する方法を発信することに重点を置いたジャーナリズムのことだ。

ソリューションジャーナリズムを推進する動きは、海外でも活発になってきている。ジョディー・ジャクソンという著述家は、社会の問題点ばかり報道し人々をネガティブな気持ちにさせやすい今のジャーナリズムに疑問を投げかけ、課題解決型のポジティブな報道の必要性を訴える本「You Are What You Read」を2019年4月に発売する。

「You Are What You Read」は、2018年の春に行われたクラウドファンディングで資金調達をし、出版が実現することとなった。資金調達は非常に順調に進み、開始からわずか1日で目標額の45%を達成し、最終的に16日間で目標額の11,659ポンド(約160万円)を調達した。

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ジョディー氏がこの本を書こうと思ったのは、自分を憂鬱にさせるネガティブなニュースばかりを見聞きすることに耐えられなくなったことがきっかけだったという。そして同氏がニュースを見るのを避けるようになると「醜い世の中を直視できないのは、あなたが弱いからだ」という反応を示す人々がいた。

しかしジョディー氏は、世の中を単に醜い場所として報道するニュースの方向性に納得ができなかった。「世の中に欠陥があるのは理解しているが、今のニュースが示す世界の全体像には同意できません。問題があるのは私ではなく、マスコミ業界のほうだと気づいたんです。」と同氏は語る。

同氏はこの本を書くにあたり、ポジティブ心理学の修士号を取得したという。ニュースが人々に与える心理的影響について研究し、解決策に焦点を当てた報道が私たちに幸福感を与えることを学んだ。「You Are What You Read」は、この事実を世の中に広めるために書かれた本だ。

世の中は問題ばかりではなく、それを解決する数々の革新的なアイデアで溢れている。それにもかかわらず解決方法に焦点を置かずに、眉をひそめてみせるだけのニュースはつまらなくないだろうか。ソリューションジャーナリズムについて、人々の意見を聞いてみたい。

【参照サイト】 Jodie Jackson