進化するハーマンミラー。アプリで従業員の健康を支援してくれるスマートオフィス家具

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長時間座ったまま作業するオフィスワークが健康によくないことは周知の事実だ。腰痛や肩こりなどの慢性的な不調に加えて、脳卒中や糖尿病、さらにはがん細胞の増殖などさまざまな悪影響をおよぼす可能性もある。これまでIDEAS FOR GOODではスタンディングバイクなど健康的な働き方を提案するユニークな商品を紹介してきたが、今回取り上げるのは、アーロンチェアなどの高品質オフィス家具で知られるハーマンミラーの取り組みだ。

「ヒューマンセントリック(人間中心)」という概念をオフィス家具設計思想の中心に据えるハーマンミラーの製品は、その機能性と快適な使用感に高い定評があり、国際的にも有名だ。そのハーマンミラーが自社の思想をさらに強化して体現するべく新たに提案するのが、IoT(Internet of Things)技術を活用した次世代のスマートオフィス家具だ。

同社が開発したIoTセンサー付きのオフィスデスクは、専用のアプリ「LiveOS」とペアリングすることで、デスクを利用する従業員のデータを取得し、アプリを通じて姿勢をよくするよう促してくれるほか、従業員の健康も管理してくれる。このアプリによって職場における作業効率を高めると同時に従業員の健康向上も促すことができる。

アプリは、従業員の1日の作業が座りっぱなしにならないよう作業状況に合わせてリアルタイムでデータを分析し、立つ、座るなどその人にとって最適な作業ポジションを点灯や振動により知らせてくれる。また、センサー付きデスクはアプリのデスクコントロールをワンタップするだけで高さの調節が可能で、個人個人の好みを認識したうえで高さを調整してくれる。

アプリには自身がどのような姿勢や状態で作業をしていたのかという分析データがグラフで表示され、従業員の健康や職場でのパフォーマンスを向上させるよう、長期的な視点でサポートしてくれる。

「働く人々や学ぶ人々の健康・幸福を高めるため、オフィス家具の心地良さを追求する」という理念をさらに追求するべく、工学的アプローチだけではなく最先端のIoT技術を活用するという同社の手法はとても理にかなっており、優れたイノベーションの事例だ。

お客様によりよいサービスを提供するために進化し続けると語るハーマンミラー。この理念に対する追求力と、人々の役に立ちたいという強い想いをデザインで表現し実行しているからこそ、100年以上ものあいだ人々に愛されつづけ、今もなお第一線で活躍する企業として存在感を発することができるのだろう。

【参照リリース】Herman Miller Introduces a New Digital System, Connecting Furniture to Help Organizations Improve Workplace Strategy and Employee Well-Being
【参照サイト】Herman Miller Live OS

(※写真:Herman Miller Introduces a New Digital System, Connecting Furniture to Help Organizations Improve Workplace Strategy and Employee Well-Beingより)