【デンマーク特集#8】コペンハーゲンで見つけたサステナブルなお店5選

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先日「ヨーロッパの「みどりの首都」コペンハーゲンに学ぶ、サステナブルな都市の未来」の記事でもご紹介した通り、デンマークの首都コペンハーゲンにはサステナブルなライフスタイルを実践している市民が数多く暮らしており、街中のいたるところでエシカルなファッションブランドやショップ、オーガニックのレストランなどを見つけることができる。

今回は、その中でもIDEAS FOR GOOD編集部が実際に訪れたユニークなお店を5つご紹介したい。コペンハーゲンのサステナブルなトレンドに興味がある方は、ぜひ訪れてみてほしい。

サステナブルな雑貨ショップ「EcoEgo」

EcoEgo

EcoEgoは、オーガニックコットンでできた洋服や廃棄物からできたサングラスなどのアップサイクル製品、サステナビリティに関する第三者認証を取得しているボディケア用品やペーパークラフト、エネルギー節約につながる家電製品など、サステナブルな暮らしを実践するためのアイテムを幅広く揃えることができるショップだ。

仕入れるアイテムの選定基準は「オーガニック」「アニマルウェルフェア(動物福祉)」「フェアトレード」「第三者認証の有無」「化学物質の不使用」「レスパッケージ」「リサイクル・アップサイクル」など多岐にわたっており、オーナーのブライアンさんによるとEcoEgoのサステナビリティ基準はコペンハーゲンのなかでももっとも厳しいという。

EcoEgoの店内

また、EcoEgoは責任ある消費のポリシーとして「1:買わない、または貸してもらう」「2:セカンドハンドで買う」「3:それもなければエシカルで環境によいものを買う」の順番で行動することをすすめており、商品を販売する側でありながらも「できる限りモノを買わない」ライフスタイルを推進している点がユニークだ。

インタビュー記事:一番良いのは、買わないこと。サステナブルショップEco Egoが考える「もう一歩先の」消費

ショップ名 EcoEgo
住所 Nørre Farimagsgade 82, 1364 København, Denmark
営業時間 平日11:00~18:00/休日11:00~15:00

※最新情報についてはホームページからご確認ください。

100%オーガニックの量り売り専門店「LØS market」

LØS market

LØS marketは、2016年9月にオープンした同国初となるパッケージを一切使用せずに100%オーガニック商品のみを取り扱う量り売り専門店だ。LØS marketでは、ナッツ、チョコレート、フルーツ、野菜、紅茶、コーヒー、調味料、パスタ、お米、豆、オイル、ビネガー、石鹸など、食品を中心とする約350種類のオーガニック商品をすべて量り売り形式で必要なぶんだけ購入することができる。

LØS market。オーナーのフレデリック・ハンバーガーさん

21年前にフランスから移住してきたフレデリック・ハンバーガーさんがオーナーを務めており、現在コペンハーゲン市内で2店舗を展開している。LØS marketの特徴は、「ゼロパッケージ」「食品ロスの削減」「100%オーガニックの商品」「競争力のある価格」の4つ。体にも環境にも優しい買い物をできるだけではなく、大量ロットの仕入れを行うことで一般的な小売店より割安な価格を実現している点も魅力だ。

インタビュー記事:ゼロウェイストを目指して。100%オーガニックの量り売り専門店「LØS market」

ショップ名 LØS market
住所 Vesterbro:Saxogade 77, 1662 KBH V/Nørrebro:Jægersborggade 20, 2200 KBH N
営業時間 平日10:00~19:00/土曜10:00~17:00/日曜11:00~17:00

※最新情報についてはホームページからご確認ください。

その場でつくるオーガニックボディケア専門店「Isangs」

Isangsの店内

Isangsは、2012年にできたオーガニック・フェアトレード・ヴィーガンの原材料だけを使っているハンドメイドのボディケア・ヘアケアアイテム専門ショップだ。ボディソープやシャンプー、フェイシャルマスク、オイルなど、肌のタイプに応じて様々な種類のアイテムを購入することができる。

Isangsのナイスさん

Isangsのもっともユニークな点は、ショップの中に商品をつくる工房が併設されているという点だ。当日案内してくれた販売員のナイスさんによると、Isangsで販売されている商品のすべてが、その場でショップオーナーのサンドラさんの手によって作られているという。最近では厨房でシェフが料理をしている様子をあえて見せるレストランなども増えているが、Isangsも同じように商品の製造プロセスを完全に透明化しているのだ。

Isangs内にある工房スペース

また、Isangsでは製品の原材料だけではなくパッケージにもこだわっており、できる限りサステナブルでリサイクル可能なパッケージを使用しているほか、使用済みボトルを持ってくると10クローネのディスカウントを受けられるサービスも提供している。

そして、オーガニックな製品が一部の限られた人だけのものにならないよう、原材料はフェアトレードで購入しつつ、なるべく上乗せをしないことで販売価格もできる限り低く設定することにもこだわっているという。

ショップ名 Isangs Hair & Body
住所 Flensborggade 22, Kld. Th, 1669 København, Denmark
営業時間 火~木11:00~18:00/土11:00~16:00

※最新情報についてはホームページからご確認ください。

屋上農園にあるオーガニックレストラン「Gro Spireri」

Gro Spiseri

Gro Spiseriは、2014年にできたデンマーク初の屋上農園「ØsterGRO」にあるオーガニックレストランだ。ØsterGROはかつてカーオークションハウスだったビルの屋上約600平米に広がっている農園で、オーガニック野菜やハーブなどが栽培されている。また、地元の人々が農業を体験できるワークショップなども開催されている。屋上の奥にはビニールハウスでできたレストラン「Gro Spiseri」があり、屋上農園でとれた素材も一部使用したオーガニックな北欧料理を楽しむことができる。

料理の説明をするスタッフ。ゲスト全員が真剣に耳を傾ける。

Gro Spiseriのユニークさは、実際に予約をして食事をしてみなければ分からない。予約できる時間帯は17:30からか20:30からの2つしかなく、一つの長いテーブルをゲスト全員が共有し、同じメニューを同じタイミングで楽しむスタイルとなっている。メニューは6品のコースで、季節や仕入れた素材の新鮮さなどによってその内容は変わる。新しい料理が運ばれてくるたびにキッチンからシェフが登場し、全員に対して料理と素材の説明をしてくれる。興味がある方はぜひとも一度体験してみてほしい。

レストラン名 Gro Spiseri
住所 Æbeløgade 4, 2100 København, Denmark
営業時間 3月~11月の木金土日。17:30~または20:30~(毎月最初の月曜は2品のベジタリアンコースがあり、17:00、18:30、20:00から選択できる)

※最新情報についてはホームページからご確認ください。

地元の人々と触れ合えるコミュニティ食堂「Absalon」

Absalon

Absalonは、コペンハーゲンを訪れる観光客はもちろん、地元で暮らす地元の子供からお年寄りまで誰もが自由に使うことができるコミュニティ食堂だ。スペース内には食事を楽しむための長テーブル、卓球台、ボードゲームで遊んだりお茶を飲んでくつろいだりできるソファースペースなどがあり、軽食を注文できるカウンタースペースもある。

Absalonでボードゲームに熱中している人々

中に入ると、子供も大人もみんなが自由気ままに好きなことをして過ごしており、まさにデンマークらしいヒュッゲな雰囲気を体感することができる。地元の人々に混ざって卓球を楽しむのも素敵な時間の過ごし方だ。地域にAbsalonのような開かれたコミュニティ食堂があると、楽しい食事の時間を通じて自然と人々の交流が生まれ、つながりができていく。

スペース名 Absalon
住所 Sønder Boulevard 73 1720 København V
営業時間 月~木・日:7:00~0:00/金:7:00~1:00/土:7:00~2:00

※最新情報についてはホームページからご確認ください。

編集後記

上記で紹介したお店以外にも、コペンハーゲンにはサステナブルなライフスタイルを実感できるショップやレストラン、観光スポットが山のようにある。コペンハーゲンを訪れる機会がある人は、ぜひ食事やショッピングのテーマに「サステナブル」を加えてみて、自分だけのお気に入りのお店探しを楽しんでみてはいかがだろうか?