ハンバーガーチェーンの子供向けメニューには、おもちゃがついていることが定番だ。よくあるのは人気キャラクターのプラスチック人形(ノベルティ)で、子どもたちの楽しみでもある。しかしこのプラスチックがすぐごみになる問題を考慮し、英国のバーガーキングがある施策を打ち出した。
同社は2019年9月から英国の全店舗でプラスチック製おもちゃを廃止。そして同時に古いプラスチック製おもちゃを回収して新たなものに作り替える #BKMeltdownキャンペーンも実施した。「バーガーキングに限らず他の店のおもちゃも持ってきていいよ」というメッセージと共に店舗に専用の回収ボックスをもうけ、無駄になってしまいがちなおもちゃのリサイクルを促したのだ。
今回のプラスチック製おもちゃ廃止を後押ししたのは、同国に住む9歳と7歳の姉妹によるプラスチックのおもちゃ廃止のための署名運動だったという。小学生姉妹の意識の高さと行動力が人々に感銘を与え、実に50万人の署名が集まった。
今後は、企業の販促キャンペーンでも、同様に環境への配慮が求められるようになるだろう。キッズメニューのおまけは子供の楽しみでもあるので、どのような製品に代替していくのかが楽しみである。私たちもこれからおもちゃを買うときは、子供にとっての安全性だけでなく、捨てられた先にどうなるかを考慮していくことが大切だ。
【参照サイト】Meltdown campaign