うどん屋を救う!?香川の讃岐うどんに先払いできるチケットが登場

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全国で人気の高い讃岐うどん。香川の県民食であり、文化と言っても過言ではない。高松市民を例にとると、外食の「日本そば・うどん」の一世帯あたりの年間支出金額は全国平均の6,554円に対し、高松市民は14,792円。生うどん・そばの購入金額(内食)も6,015円といずれも全国一位(※1)である。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛要請が、多くのうどん店の経営を直撃した。そこで、うどんを愛する香川の「麺バー(メンバー)」が急遽集まり、「讃岐うどんを絶対守る会」を結成。経営危機に直面するうどん店を救うべく、複数の店舗でつかえる「うどん券」を販売するSAVE THE UDONプロジェクトを立ち上げた。

コロナサバイバル

Image via SAVE THE UDON

「うどん券」はコーヒーチケットと同じ、先払い方式だ。専用のウェブサイトから、応援したい、うどんを食べたいお店を選択し、チケットの希望枚数を入れて代金を銀行から振り込むか、店頭で購入する仕組みである(クレジット決済は近日中にできるようになる予定)。

チケットは1枚500円で、店頭購入の場合はすべてが、銀行振り込み(またはクレジット決済)の場合は代行手数料の6%を除くすべてがうどん店に入る。うどん店からは「県外客の減少だけでなく、県内の方も安全を考えて外食控えている中、とても助かる取り組み」と喜びの声があがったそうだ。

今回、「讃岐うどんを絶対守る会」を立ち上げた森田桂治さんも1日に1食はうどん食べる生粋のうどん県民。今回、このプロジェクトを立ち上げたのは「特別じゃない、普通の一杯」を守りたかったからだと語る。香川県民にとって、うどんは日常生活になくてはならないもの。香川の文化とも言えるうどんを守りたい一心で奔走し、約2週間でシステムをつくりあげた。

うどん券

森田さん Image via SAVE THE UDON

いざ、4月22日に券の販売を開始すると申し込みが殺到し、5月13日時点で600人以上がうどん券を購入したという。購入者の半数は県外で、中には「私はもう後期高齢者で遠方に住んでいるので、有効期限内には香川にうどんを食べに行くことはできないかもしれません。ただ、昔一度訪れて食べたうどんの美味しさを思い出して、なんとか応援したい」という心温まる応援も。「うどん店を応援したいという気持ちを形にする仕組みをつくってくれてありがとう!」といった声もたくさん寄せられたという。

ウェブサイトのオープン前には「讃岐うどんを絶対守る会」のFacebookページも立ち上がり、参加者は7,000人を超えた。日々、県内外から讃岐うどんへの熱い応援メッセージが寄せられている。

香川県内の休業要請は5月6日までで、新たな要請は出されなかったものの、県内も外食を控える傾向は依然として強い。これまでの売り上げの落ち込みに加え、今後も観光客の激減などによる経営難が続くことを考えると、引き続き支援が必要となる。

最後に、森田さんからIDEAS FOR GOODの読者にメッセージをいただいた。

僕たちが応援しているうどん店は毎日食べても飽きない、普通の一杯です。ひとりひとりに普通の一杯を食べるお店があり、それぞれが常連に育てられ個性的なお店に進化してきました。それが香川全体で讃岐うどんの多様性を生んでいます。県外の方もそのいろんな讃岐うどんが食べられることが面白いんだと思います。普通の一杯を守ることが讃岐うどんの文化を守ることになります。ぜひうどん遍路を楽しんでもらうためにも、応援よろしくお願いいたします!

うどん券の有効期限は、2022年3月31日まで。新型コロナが収束したあかつきには、ツヤツヤもちもちの讃岐うどんを食べに行ってみよう!

※1 2019(令和元)年に行われた家計調査 (総務省)の結果より
【参照サイト】SAVE THE UDON

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