【9/29イベント開催】Food for good~飲食店からこれからの食のあり方を考えよう~

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【日本サステイナブル・レストラン協会 × IDEAS FOR GOOD 共催】
Food for good~飲食店からこれからの食のあり方を考えよう~

私たちが、生きていく上で欠かせない「食」。食は、社会のあり方すべてにかかわっています。気候変動による異常気象、森林破壊、水資源の枯渇、農薬や化学肥料の問題、プラスチック問題、食品ロス、そして労働問題──今、私たちの日常を脅かしているこうした世界の問題を考えるときに、フードシステムを考えることは欠かせません。

一方で、自分が口にする食べ物がどこからきたのか、それが誰の手によってどのように作られたものなのか、きちんと理解している人はどのくらいいるでしょうか。

生産者と消費者の距離が遠くなっている今、そうした問題を解決する可能性を秘めているのが、飲食店です。食のハブとなる飲食店は、消費者に「伝える力」を持っています。サステナビリティを飲食店から発信し、そして消費者がサステナブルなレストランを選ぶ。最終的に生産側、提供側、消費側の三者がサステナブルな食を追求することが、社会全体を変える大きな力になりうるのです。

今回は、そんな食のあり方、飲食業界のあり方を変えていくため、英国に本部があるSRA(SUSTAINABLE RESTAURANT ASSOCIATION)の日本支部、日本サステイナブル・レストラン協会とIDEAS FOR GOODの共同企画で、これからの食について考えるイベントシリーズ「Food for good」をスタートします。毎回、サステナビリティを進めるレストランの方をゲストにお呼びして、参加者の皆さんと一緒に食について考え、意見交換することができるイベントです。

記念すべき第一回は、「Food for good~飲食店からこれからの食のあり方を考えよう~」と題して、ゲストスピーカーには、NY TIMESやBBC、Forbesなど世界的なメディアがわざわざ取材に訪れ、UK発の人気カルチャー誌「モノクル」が選ぶ世界のベストレストラン50にランクインするなど、今やベトナムでその名を知らない人はいないほどの大人気レストラン「Pizza 4P’s」のSustainability Managerである永田悠馬さんをお呼びします。

永田さん

Sustainability Manager 永田悠馬さん

「僕がPizza 4P’sでやりたいのは“レストランから農業を変えていく”ことです。」

永田さんは、レストランの社会的立場が大きくなっていることを実感していると語ります。ベトナム国内に20店舗を構え、多店舗展開しているPizza 4’sで毎日使う食材は膨大です。食材をきちんとしたサプライヤーから買うことも、自分たちで野菜を育てることも、大きなインパクトを生み出すことができると言います。

今回はそんな永田さんに、Pizza 4P’sが行うサステナブル施策や、サステナブルな判断に至るまでの過程、サステナビリティの現場とジレンマなど、赤裸々にお話しいただきます。

イベント後半は、トークセッションで得たヒントをもとに、みんなで「食のこれから」を考えるワークセッションです。「地産地消」「より多くの野菜」「オーガニック」「ごみ問題(食品ロス)」「プラスチック問題」「再エネ」などを切り口に、課題解決のために飲食店や私たちに何ができるのかを、参加者の皆さまと一緒に考えていきます。

「食の問題にアプローチしたい」「自分にできることを知りたい」「何から始めればいいのかわからない」──飲食店関係者や消費者同士がつながり、考えることで、一緒にサステナブルなフードシステムを構築していきませんか?

日本サステイナブル・レストラン協会(SRA)とは?

2010年にイギリスで創設されたSustainable Restaurant Association(SRA)は、外食産業のサステナビリティを高めることをミッションとし、現在までに10,000店以上の飲食店・レストランなどのフードサービス業界に影響を与えてきています。また、欧米各国やオーストラリア、南アフリカ、チリなどの世界中の団体と連携し、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ワールドベストレストラン50」という権威あるレストランの格付けにおいて、「サステナブルレストラン・アワード」の評価を行っています。

日本サステイナブル・レストラン協会は、イギリスのSRAと連携し、日本においてもこの素晴らしい活動を継続し、地球環境や社会へのマイナスの影響を特定・軽減し、よりプラスの影響を与えていくことを計画しています。

当日のトピック

  • 「食」を取り巻く課題とは?
  • Pizza 4P’sのサステナブル施策
  • サステナビリティの現場のジレンマ
  • 生産者と消費者をつなぐレストランの役割
  • アフターコロナの飲食店のありかた

こんな人におすすめ

  • これからの飲食店のあり方を考えたい方
  • 登壇者の意見を聞いて食×サステナビリティの観点で消費者に何ができるか考えたい方
  • 農家さん、サプライヤー関連の仕事をしている方
  • 飲食店経営者の方
  • 日本サステイナブル・レストラン協会の会員レストランの方
    ※飲食店に向けたサステナビリティを推進しリーダーシップを発揮する志を同じくするチェンジメーカーのコミュニティです。(詳細はこちら
  • 「食」に興味がある方
  • 「食」の関係者とつながりたい方

テーマに興味がある方であればどなたでも大歓迎です^^

■当日のタイムテーブル

19:00 イベント開始
19:05 主催団体についての説明
19:10 食の課題について(SRA)
19:20 Pizza 4P’sのサステナブル施策について
19:40 オンライントークセッション
20:20 飲食店のサステナブル化について考えるワークショップ
20:50 お知らせ
21:00 閉会

※当日の流れは変更となる場合があります。

■登壇者紹介

ゲストスピーカー

永田さん
永田悠馬さん(Pizza 4P’s Sustainability Manager)
1991年、神奈川生まれ。東京農業大学を卒業した後、カンボジアに渡航。2014年からカンボジアの有機農業や再エネ関連の仕事に携わったのち、2018年にベトナムへ移住。ケンブリッジ大学ビジネスサステナビリティ・マネジメントコース修了。現在はPizza 4P’sのサステナビリティ担当。著書に『カンボジア観光ガイドブック 知られざる魅力』。

トークセッション

▽パネリスト
冨塚由希乃さん
冨塚由希乃さん(SRAユース)
1998年生まれ。幼少期から地球環境に問題意識を持ち、世界全の貧困や食糧問題の入り口から食品ロス問題を軸として啓発活動、インターンを行う。若手不足地域の農業の手伝いを通じて廃棄の現場や生産者の作る思いに触れたことで、丹精込めて作った食べ物を廃棄せずに欲しい方に届けたいという強い思いをより一層持つ。現在は、飲食店向けの販促サービスの営業を行う傍ら、食のサステナビリティをレストランから変えていくという想いに共感し、SRAユースとして活動中。

大野いずみさん
大野いずみさん(SRAユース)
幸福やアフリカ開発に関心を寄せ学んでいたが、気候変動に関するリーダー養成プログラムClimateRealityへの参加や飲食店での廃棄を目の当たりにした経験から、身近なところから/日本から/毎日大きな変化を生むことができる食の可能性に惹かれる。「美味しい」からサステナビリティを推進するため昨年からSRAで活動を始める。現在は大学4年生。

▽ファシリテーター
富山恵梨香
富山恵梨香(IDEAS FOR GOOD編集部)
大学卒業後には日系不動産会社のベトナム、ハノイ支店に約2年間勤務。その他フィリピン在住経験の他、世界20か国以上への渡航経験あり。現在は、IDEAS FOR GOODの編集者・ライターとして国内・海外の社会起業家を取材。

■ イベント概要

開催日時 2020年9月29日(火) 19:00〜21:00(Zoomオープン18:50)
参加費 500円
定員 40名
参加方法 Zoomにてご参加ください
Zoom参加 Zoom URLを取得するにはPeatixより申し込みください
(定員40名)▷Peatixページ:http://ptix.at/G2AiBP
主催 日本サステイナブル・レストラン協会/IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)

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【関連サイト】 日本サステイナブル・レストラン協会「FOOD MADE GOOD」
【関連サイト】 Pizza 4P’s 公式サイト

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