思考の癖をビジュアル化する“Think in Colour”に学ぶ、「白黒つける」より大切なこと

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あなたは、ものごとを白黒つけて考えがちだろうか。それとも、曖昧さを受け入れる能力に長けているだろうか。

社会の多様化が進むなか、自分と異なる人たちと関わり、柔軟で曖昧さを許容する思考を養うことが大切だと、よく言われる。自分にそれができているか、正直分からない人が多いのではないだろうか。

自分のものの考え方は目では見えず、他者を知ることで自分を知ろうとしても、他者の頭の中もよく分からない。

そんななか、ベルギーの雑誌「Knack」は2022年2月、人々の白黒思考の傾向を、彫刻のようなビジュアルを用いて表現するオンラインツール「Think in Colour」を開発したと発表した。

Image via Vrije Universiteit Brussel

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Think in Colourのサイトでは、白黒思考の度合いを診断する質問が15問出される。それに答え終わると、自分の好奇心、柔軟性、開放性、共感性の度合いがパーセンテージで表示されると共に、自分のものの考え方を視覚化した3Dモデルが現れる。

3Dモデルは、静止画像またはアニメーション画像としてダウンロードすることが可能だ。

診断の質問は、ブリュッセル自由大学の心理学部の研究者たちと共同で開発されている。サイトの画面に映る白い球体が、質問に答えるたびに生き物のように動き、色と形を変えていく様子が、見ていて楽しい。

完成したあなたの3Dモデルは、カラフルで、液体のようにしなやかな形だろうか。それとも、白黒で硬く尖っているだろうか。

Think in Colourの診断は、他の性格診断などでよくある言葉での説明に加えて、抽象的な立体を用いている点がユニークだ。人の考え方という抽象的なものを説明するのに、適した方法であるように感じる。

3Dモデルを見て、「もっとカラフルに考えられるようになりたい」と思ったら、言葉での診断結果を読んで、改善点などを把握するのもいいだろう。

Knackによると、白黒でなくカラフルに考えるには、ものごとを疑うことが大切だという。サイトには「疑うことは、何かを絶対視することよりも、私たちを前進させる。疑う人は、新しい洞察を取り入れることができ、ものごとを白か黒かで考えない」というメッセージが書かれている。

あなたは、ものごとをあえて疑える人だろうか。

【参照サイト】Think in Colour
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