環境問題を子どもに伝えるための、カーボンニュートラルでできた絵本

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環境問題という難しいテーマについて小さな子供と話し合うにはどうしたら良いだろうか。次世代を生きる子供たちにとっても重要なテーマだが、必要以上に怖がらせたり、難解な用語を並べて退屈させたりはしたくない。そして単に説明して終わるのではなく、環境のことを考えて行動できる子になってほしい。

こういった願いを込めて作られたのがMegan HerbertとMichael E. Mann作の絵本、「The Tantrum That Saved The World」だ。物語作家と気候科学者のタッグで、学びあり、エンターテインメントありの本を作成した。その一部を紹介すると、ある女の子のところに氷が溶けて居場所を失ってしまった白くまが訪ねて来る、といったシーンがある。読み手は環境問題の現状とその影響を知り、具体的にどういう行動を起こせば状況を変えられるのか学ぶ。

この絵本自体も、環境に負荷をかけないよう非常に気を使った作りになっている。本は100%リサイクル素材に印刷されており、大豆インクを使用し、再生可能エネルギーで動く印刷機器を利用するという徹底ぶりだ。埋め立て廃棄もゼロで、どうしても削減できない二酸化炭素についてはカーボンオフセットを導入して埋め合わせる。生産活動を行っても地球上の二酸化炭素を一定量に保てる、カーボンニュートラルな絵本なのだ。

The Tantrum That Saved The Worldは、子供たちに「自分にも出来ることがある」とやる気を与え、困難にもめげずに取り組む主人公の姿を見せ、さらに皆で協力すれば大きな力になることを示す、とても教育的な作品だ。そしてその本もカーボンニュートラルであるという、お手本のような有言実行。子供の想像力と学習意欲を刺激するこのヒーロー物語、ぜひ子供に読み聞かせたいところだ。

【参照サイト】The Tantrum That Saved The World: carbon neutral kids’ book