【11/20開催】ソーシャルビジネスの第一人者が集結!一歩踏み出すヒントを得る6時間

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11月20日(水)、東京・日本橋でソーシャル・ビジネス・フォーラム2019が開催される。ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が「新しいエコシステムと新しい文明」と題した特別講演を行うほか、経営者やリーダーを対象にした「田坂塾」を主宰する田坂広志氏、理系出身アーティストとして活躍するスプツニ子!氏、ボーダレス・ジャパンの田口一成氏など、ソーシャル・ビジネス分野の第一人者が集結する。

このフォーラムは、女性の経済的自立を支援してきた有限会社トラストが2010年から実施してきた、女性起業家のためのイベント「女性のための文化祭」の10周年イベントとして開催される。なお、「ソーシャル・ビジネス・フォーラム2019」は参加資格や内容を女性に限定していないため、社会課題や起業に関心のある男性にもおすすめだ。

若手起業家を含め、ソーシャル・ビジネスの第一線で活躍する方々が多く登壇し、SDGsの最前線や社会課題の解決法について熱く語り合う場となる。SDGsやソーシャル・ビジネスの最前線に触れ、参加者自身がソーシャル・ビジネスに向けて一歩を踏み出すきっかけになる、貴重な6時間になるだろう。なお、当日来場できない人のために、動画視聴のチケットも販売中だ。

「ソーシャル・ビジネス」とは?

social-business

Image via Shutterstock

ソーシャル・ビジネスとは、社会問題への取り組みを「ビジネス」という手段で行い、それを通して新たな社会的価値を創出しようとする取り組みのことである。経済産業省のソーシャル・ビジネス研究会によると、ソーシャル・ビジネスの定義は以下の3点を満たすこととされる。

  • 解決が求められる社会的課題に取り組むこと
  • ビジネスとして継続的に事業活動を進めていくこと
  • 新しい仕組みを開発・活用し、新しい社会的価値を創出すること

一般的な企業では、利益が最大の目的だ。そのため企業が社会貢献をするという場合、事業収益を使ってCSR活動という位置づけで寄付やボランティアを行うことになる。一方、ソーシャル・ビジネスは「社会課題の解決」を事業の目的に置いている。事業活動と社会課題が一体となっている点が、従来のビジネスとの大きな違いとなっている。

一般的なボランティア活動との違いは、活動資金を寄付や政府からの助成に頼らず、ビジネスで自ら稼ぎ出す点だ。そのため、社会課題の解決に長期的・継続的に取り組むことができる。

現在の私たちは、昔と比べて多くの人たちが豊かな暮らしができるようになった。一方で、格差、貧困問題、環境問題など、さまざまな深刻な社会課題を抱えている。そうした認識から2015年に国連サミットにおいて定められたのが、持続可能な開発目標(SDGs)だ。世界でも日本でも、SDGsに向けた取り組みが本格化している。そのための手法の一つとして、ソーシャル・ビジネスが注目されているのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=1NPYPwHBkUE

こんな方におすすめ

  • ジェンダー平等や医療福祉、教育などに関する取り組みに関心がある方
  • 国際協力や環境問題に関心があるが、具体的な手段がわからない方
  • 意味のある時間やお金の使い方をしたい方
  • 社会貢献したい気持ちはあるけど具体的な手段が思いつかない方
  • ソーシャル・ビジネスやSDGsについて、詳しく知りたい方
  • 働き方の多様性について事例を通して学びたい方
  • 進路を選ぶヒントが欲しい学生の方

社会課題に関心があり、何か一歩を踏み出したい、きっかけがほしいと思っている方はぜひ参加してほしい。

イベント概要

イベント名称 ソーシャル・ビジネス・フォーラム2019
開催日時 2019年11月20日(水)15:00~21:30
会場 ベルサール東京日本橋
(〒103-0027 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー B2F・Aホール)
最寄駅 東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅B6出口直結
JR各線「東京」駅八重洲北口から徒歩6分
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅B6出口から徒歩3分
参加費(税込) 【入場料】一般:3,500円 / 学生:2,000円
【動画視聴】一般:3,500円 / 学生:2,000円
【入場料&動画視聴セット】一般:5,000円 / 学生:3,000円
イベント申込URL https://social-business-forum2.peatix.com/
主催 有限会社トラスト(「ソーシャル・ビジネス・フォーラム2019」事務局)
後援 国立大学法人九州大学ユヌス&椎木 ソーシャル・ビジネス 研究センター
一般社団法人ユヌス・ジャパン

プログラム

第一部:ソーシャル・ビジネス事例企業によるスピーチ
  1. 株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役社長 田口 一成氏
    「ソーシャル・ビジネスの可能性―誰も取り残さないビジネスのつくり方 ―」
  2. パネルディスカッション「未来の社会を描く『ソーシャル・フィクション』とは」
    • 一般社団法人グラミン日本 理事 兒玉 久実氏
    • 株式会社LORANS 代表取締役 福寿 満希氏
    • 一般社団法人GrowAsPeople 代表理事 角間 惇一郎氏
    • 株式会社マイソル 代表取締役 福澤 久氏
  3. 東京藝術大学デザイン科准教授 スプツニ子!氏
    「問いを立てるデザイン – 多様な人が生きやすい未来を描くには」
  4. SDGパートナーズ有限会社 代表取締役CEO 田瀬 和夫氏
    「SDGs時代の六方よし経営」
第二部:「ソーシャル・ビジネス」メインスピーチ
  1. 経済学者・実業家・ノーベル平和賞受賞者 ムハマド・ユヌス氏
    「新しいエコシステムと新しい文明」
    <逐次通訳>北海道名寄市大学特命教授 猪熊 弘子 氏
    ※バングラデシュでのトラブルにつきましては状況を注視しております。イベント自体の開催に関しては、問題ございませんのでご安心ください。
  2. 九州大学ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター 特任教授 岡田 昌治氏
    「ユヌス・ソーシャルビジネスとは」
  3. シンクタンク・ソフィアバンク代表 田坂 広志氏
    「なぜ、21世紀は女性の時代なのか―いま求められる生命論と女性原理への回帰」

スピーカー紹介

ムハマド・ユヌス博士(グラミン銀行創設者/2006年ノーベル平和賞受賞)

ユヌス博士バングラデシュの経済学者、実業家。同国にあるグラミン銀行の創設者、またそこを起源とするマイクロクレジットの創始者として知られる。2006年にはノーベル平和賞を受賞。学位は経済学博士。国連のSDG Advocatesの一人。著書『貧困のない世界を創る ―ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義―』でソーシャル・ビジネスという概念を定義し、世界中に普及している。

スプツニ子!氏

スプツニ子!氏アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授。
英国王立芸術学院修了。VOGUE JAPAN ウーマンオブザイヤー2013受賞。ロレアル・ユネスコ女性科学者日本奨励賞受賞。

田坂 広志氏

田坂広志氏シンクタンク・ソフィアバンク代表。
多摩大学大学院名誉教授。グロービス経営大学院特別顧問・特任教授。田坂塾塾長。

田口 一成氏

田口一成氏(株)ボーダレス・ジャパン代表取締役社長。
ソーシャル・ビジネスだけをやると決め、25歳で独立し、ボーダレス・ジャパン創業。社会課題を解決するための29の事業を世界9か国で展開。

田瀬 和夫氏

田瀬和夫氏SDGパートナーズ(有)代表取締役CEO。東京大学卒。92年外務省に入省。国際連合、デロイトトーマツコンサルティング等を経て2017年にSDGパートナーズを設立。

岡田 昌治氏

岡田昌治氏九州大学SBRC特任教授。東京大学卒。79年電電公社に入社。1995年ニューヨーク州弁護士資格取得。2008年よりムハマド・ユヌス博士とソーシャル・ビジネス推進プロジェクトに取り組む。

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