食品ロスをビールで解決。北海道の廃棄野菜からできるサステナブルなクラフトビール

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新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の蔓延は国内外の経済を滞らせ、それに伴ってあらゆる社会問題を引き起こした。先進国を中心とした食料品の大量廃棄もそのひとつである。フードロス問題は以前から世界中で大きな問題とされてきた。しかし、新型コロナの影響で通常の供給ルートがストップしてしまったことにより、出荷予定だった農作物が行き場を無くすという、これまでにない事態が発生している。

そんなコロナ禍での食品ロス問題に注目し、行き場を無くしてしまった野菜を活用して作られた、サステナブルなビールを紹介しよう。

日本国内のブルワリー、『JUNGLE BREWERY』は8月下旬、北海道の廃棄野菜を使って作られたクラフトビール『FULL MOON RABBIT』を発表した。このビールにはコロナ禍で余ってしまった北海道の小豆が使用されている。

image via JUNGLE BREWERY

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JUNGLE BREWERYの担当者へのメールインタビューで、このビールの作り方を簡単に教えていただいた。まず小豆を煮て小豆汁を作成。そこにモルト(麦芽)を5種類加えて煮た後、ホップ、シナモン、ラクトース(乳糖)を加える。冷やして酵母を加え、発酵させて1週間程度で完成する。ビール75リットル作成に対して、小豆を5kg使用したそうだ。

同社によるとこのビールは、「小豆、ホップ、5種類のモルトを使ったこだわりのアンバーエールで、お月見を表現した濃厚な麦芽の香りがするさわやかな甘みのビール」となっている。

『JUNGLE BREWERY』は、型にとらわれない遊びゴコロ溢れるビールを制作するブルワリーで、動物をモチーフにしたユニークなビールを制作している。彼らは、コロナ禍で野菜農家の販路がなくなり困っているという声を聞き、今回のビールを制作。8月29日には、ビール愛好者などを招き、本ビールの開栓イベントを開催した。このビールは現在オフィシャルショッピングサイトで購入可能だ。

image via JUNGLE BREWERY

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新型コロナの蔓延は誰のせいでもないが、農家の方が手塩にかけて育てた農作物が大量に廃棄されるのは非常に心苦しい。しかし、そこに手を差し伸べる人や会社があれば、思わぬ方法で問題が解決されることもあるのだと、このビールが教えてくれた。コロナ禍が治った後も、このようなソリューションが活発に生まれる社会になることを期待したい。

【参照サイト】開栓イベントプレリリース
【参照サイト】JUNGLE BREWERY

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