幸せについて学ぼう。デンマークに世界初の「幸福博物館」がオープン

Browse By

個人のウェルビーイング、幸福度、生活の質(QOL)といったものは、どのように測ればいいのだろうか。経済の現状を知るために一人当たりGDP、経済成長率、失業率、インフレ率、金利といった様々な指標を見るように、個人の幸福度を測る際も多角的に分析を行う必要があるのではないだろうか。

2020年7月、デンマークのコペンハーゲンにオープンした「The Happiness Museum(幸福博物館)」は、「幸せとは何か」というテーマについて様々な側面から学ぶことができる博物館だ。同館では地理的な観点から見た幸福度、ウェルビーイングに関する各国政府の取り組み、幸せと脳との関係、本物の笑顔と偽物の笑顔、過去2,000年間におよぶ幸福の歴史などについて学ぶことができ、私たちの日常に幸せをもたらすヒントを与えてくれる。

同館を開いたのは、デンマークの研究機関である「Happiness Research Institute(ハピネス・リサーチ研究所)」だ。デンマークは国連の「世界幸福度ランキング2020」で第2位となった国であり、ハピネス・リサーチ研究所は「なぜ、ある個人や社会は他よりも幸福なのか」を研究している機関だ。彼らの幸せの秘訣は何なのか、その展示内容から学べることはたくさんあるだろう。

同館のミッションは「来館者が新しいことを学び、少し幸せな気持ちになり、世界をより良い場所にしようと少しやる気になること」だという。自分が充足感を持っていれば、自然と他者にも与えようと思えるし、完璧な幸福を求めなくても「少し」幸せであれば大丈夫。そんなメッセージが伝わってくるかのようだ。

The Happiness Museumのサイトには、同館を訪れる際に役立つアドバイスが載っている。ひとつめのアドバイスは、館内でインタラクティブな体験を楽しむためにスマホを持っていくこと。館内には様々な質問が用意されており、来館者はスマホで回答しながら、共に展示を作り上げていくことができる。

そしてふたつめのアドバイスは、自分が愛する人と一緒に行くこと。幸せな気持ちは共有しても減ることはないのだから、ぜひ大切な人を誘ってみてはどうだろうか。

「幸福の秘訣:何かをすること、誰かを愛すること、そして希望を持つこと」
ーイマヌエル・カント

【参照サイト】 The Happiness Museum

Edited by Erika Tomiyama

FacebookTwitter