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デュアルスクールとは・意味

デュアルスクールとは?

子どもたちが都市と地方の学校を自由に行き来し、多面的な学びの機会を得ることを目的とした教育プログラム。徳島県がこのプログラムのモデル試行を2016 年に行った。生徒は年間を通して徳島と都市部の学校を何回でも行き来でき、また住民票を異動しなくても良いというフレキシブルな仕組みになっている。徳島県への移住を検討している家庭や、徳島県でサテライトワークをしている家庭を主なターゲットにしている。

多拠点で学ぶ

場所にとらわれない働き方はわりと浸透して久しいが、場所にとらわれない学び方はあまり検討されてこなかった。引っ越しでもしない限り、住む場所ごとに割り振られた地元の小学校にずっと通うのが当たり前だった。しかしそれではあまりにも世界が狭くないだろうか。デュアルスクールは、子どもたちが複数の場所で異なる人間関係を築き、それぞれの学校の良い点や悪い点を客観的に見つめる機会を与えてくれる。子どもはよく、自分が今いる場所がこの世界のすべてだと勘違いしてしまう。絶対にそんなことはないのだと伝えられる環境が必要であり、デュアルスクールならその役割を担えるのではないだろうか。

ターゲットの幅は狭くなりがち

自分の意志でどこにでも行ける大人と違い、小さな子どもはどうにもこうにも保護者同伴でないと動きがとれないという状況になりがちだ。デュアルスクールにしてもその課題は残る。例えばこのプログラムを実験的に導入した徳島県は、移住したい層やサテライトワーク層をターゲットにしているが、いくら生き方や働き方が多様化してきているとはいえ、そんなピンポイントな条件でデュアルスクール参加に踏み切れる家庭はまだまだ少ないのではないか。親側の条件がそろわないとデュアルスクールには参加しにくい状況だ。

必ずしも都市と地方の二項対立にこだわる必要はない

より多くの子どもたちにデュアルスクールを体験してもらうにはどうしたらいいか。移住やサテライトワークをしない家庭でも参加する方法はないのだろうか。デュアルスクールは必ずしも、都市と地方という比較の上に成り立たせなくても良いと思う。ひとつ隣りの駅にある学校との間を行き来するのでも全然ありだ。学校はひとつではない、ということを認識させるだけでも効果は十二分にある。

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