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ブルーサイン(Bluesign)とは・意味

衣服

ブルーサイン(Bluesign)とは?

ブルーサインとは、繊維・アパレル業界において、持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証のひとつ。スイスに拠点を置くブルーサイン・テクノロジーが運営・管理を行っている。

本認証は世界で最も厳しい基準と言われており、これ受けることで、世界最高レベルの消費者や労働者の安全、環境への配慮、資源の節約などを証明することができるとされている。

認証チームは、化学者や繊維業界の専門家、また工場や監査や認証の専門家など、80人以上のスペシャリストから構成されている。認証の対象は、化学薬品サプライヤー、繊維及び服飾品製造業、アパレルブランドなどである。

なお、認証を受けた企業は、ブルーサイン・パートナーと呼ばれる。

ブルーサインの沿革

アパレル業界は、現在世界で2番目に環境を汚染していると言われている。具体的には、過剰生産による大量廃棄の問題や、染色過程での水の汚染、製造工程での化学薬品の使用などによる土壌の汚染などがあげられる。加えて、その影響は労働者の労働環境や健康リスクにもつながっている。

こういったことから、ブルーサインは1997年にプロジェクトとして発足し、ブルーサイン・テクノロジーが2000年に独立機関としてスイスのザンクト・ガレンに設立された。

ブルーサインのフォーカスエリア

ブルーサインには、以下の3つの観点で認証を行なっている。


製造プロセスにおいて、従業員の労働安全衛生が守られているかを審査する。例えば、工場に適切な換気システムが導入され、製造プロセスで発生する有害な薬品を作業スペースから取り除く対策が行われているかどうかなど。また、最終製品においては、衣服の生地に有害な化学薬品が含まれていないかどうかを審査し、消費者の健康を保護する。

環境
水、空気の排出による環境の汚染を防ぐため、工場が汚染を防ぐための厳格な基準を守っているかどうかを審査する。

資源
工場が、より良い化学薬品、効率的な加工プロセスを採用し、製造プロセスにおいて薬品や水、原材料、エネルギーの過剰な使用を防いでいるかどうかを審査する。

ブルーサインの2つの基準

ブルーサインには以下の2つの基準がある。

ブルーサイン・アプルーブド・ファブリック
製品に使用される生地のみを対象とするもの。生地の90%がブルーサインの規格に沿っている必要がある。また、残りの10%は消費者の肌に直接触れない部分に使用されている必要があり、この素材に関してもブルーサインの基準に適合している必要がある。

ブルーサイン・プロダクツ
製品を作るための部品全てが基準に則っていることを示すもの。部品の95%がブルーサインの基準に沿っていることに加え、残りの5%も直接消費者の肌に触れない部分に採用されている必要がある。製品に使用されるプリントやワッペン、バックル、ストラップもブルーサイン基準に準じている必要があり、現在では暫定基準として、付属部品の30%がブルーサインの基準に沿ったものである必要がある。

ブルーサイン・テクノロジーは、いずれも最終的なゴールは100%ブルーサインの基準を満たすものとすることであるとしている。

ブルーサインの3つの認証レベル

ブルーサインには、達成度に応じて以下の3つの認証レベルが存在する。ブルー、グレーの場合はブルーサインの認証を得られるが、ブラックと判断された場合は認証を得ることはできない。

ブルー
製品で使用されるもの全てがブルーサインの基準・要件を満たすもの
グレー
製品で使用されるものが特定の条件でブルーサインの基準・要件を満たすもの
ブラック
製品で使用されるものがブルーサインの基準・要件を満たさないもの

認証を持っている企業

世界では、2022年4月時点で約722のブランドや製造業者、化学薬品メーカーがブルーサインの認証を受け、ブルーサイン・パートナーとなっている。アパレルブランドでは、アディダスやナイキ、パタゴニア、プーマなど。製造業者では、旭化成やYKKなどがパートナーとなっている。

【参照サイト】bluesign technologies
【参照サイト】BLUESIGN® SYSTEM PARTNER LIST




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