ヘルスリテラシーとは?
健康や医療に関する情報にアクセスし、その内容を理解し、自身の生活の質を維持・向上させるために使える能力のこと。この言葉は1970年代に使われ始めたと言われており、1990年代から様々な定義がなされてきた。
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るうなか、デマに振り回されず情報の信頼性を見極める力として、ヘルスリテラシーが注目されている。不確かな情報や扇情的な情報に触れて過剰に不安に感じたり、商品の買い占めに走ったりしないようにするための技量が必要とされている。
信頼できる情報を得るには
情報化社会が進展するなか、私たちはインターネットで多くの健康情報を手に入れられるようになった。インターネットを活用すると、日々更新される情報にいち早く触れられるというメリットはあるものの、そこで得られる情報の信憑性は千差万別だ。そのため、次のような点に注意して情報を見極めることが推奨されている。
- 情報源が記載されているか
- いつの情報か
- 偏った情報ではないか
- どのような目的で発信された情報か
自分で情報の信憑性を判断することが難しい場合は、医師などの医療従事者に相談する習慣も身につけておきたい。診療の場で医師に質問をするなどコミュニケーションを十分にとり、受診しているというだけで安心しきらないようにすることが大切だ。医師に話をよく聞いてもらえないなど、コミュニケーションがうまくいっていないと感じる場合は、セカンドオピニオンを受けてみてもいいだろう。
ヘルスリテラシーを身につけるための環境づくり
個々人がヘルスリテラシーを高めるには、厚生労働省などの公的機関や専門家が、わかりやすく正しい情報を発信することも大切だ。たとえば新型コロナに関する情報発信では、専門家がウェブサイトやSNSで一般の人にわかりやすく説明するという動きがある。
また、自分の健康を心配した家族に説得されて受診に至るなど、ヘルスリテラシーは家族や隣近所といった共同体のなかで補い合って実現できるという側面もある。そのため各自が日頃から社会的絆を育むよう努めたり、行政が住民のヘルスリテラシーの向上を支援したりすることも、病気の予防や健康の維持に役立つだろう。
【参照サイト】 公立大学法人青森県立保健大学「ヘルスリテラシー」とは
【参照サイト】 医療法人社団平成医会「健康を左右するヘルスリテラシー」
【参照サイト】 WELLNESS「ヘルスリテラシーとは?」
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