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Purpose(パーパス)とは・意味

パーパス

Purpose(パーパス)とは?

パーパス、またはパーポスとは、一般的には目的、意図、目標、趣旨などと訳され、「何かが存在する理由、あるいは何かがなされる理由」といった意味を持つ。日常生活で例を出すと、暖房をつけるのは部屋を温かくし、心地よく過ごすため。鉛筆を削るのは字を書きやすくするため。これらはどちらもパーパスのある行動だ。

ビジネスにおけるパーパスは、組織や企業、個人の存在理由や存在意義、つまり「何のためにこの会社があり、何のために事業をするのか」を意味する。マーケティング用語の9P(Product、Performance、Position、Purpose、Potential、Price、Place、Promotion、Profit)のうちの一つで、パーパスマネージメントを行う企業も多い。意味合いの大枠は、一般的なパーパスと変わらない。

事業でよく見聞きするミッション、ビジョン、バリューといった言葉とも一見似ているが、少し異なる文脈で使われる。次に解説していこう。

「ミッション」や「ビジョン」「バリュー」との違い

パーパス:何のために存在するのか、何のために事業を行うのかという存在意義
ミッション(任務):パーパスを達成するために、自分たちが行う物事の内容・戦略
ビジョン(展望):ミッションの見通しや、将来こうありたいという姿
バリュー(価値):上記により生みだされる価値

パーポスは、将来何をしたいかというよりは、事業を始める際の原点となる。なぜ事業を行うのかという根拠になる部分をより広い見方、公に近い立場から述べたものだ。

フェイスブックの創設者であるマーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学での講演で「パーパスは、私たち一人ひとりが小さな自分以上の何かに関わっていると感じられる感覚のことです。パーパスが真の幸福感をつくるのです。」と語る。彼は、自分が必要とされている、取り組むべき事業に携わることの大切を強調した。

パーパス

企業のパーパスは何か、改めて考えてみる

稼げる本業とは別に社会貢献活動を行うというのが、一般企業の従来の取り組みだった。昨今は、本業そのものにパーポスがあるかが、問われるようになってきている。
なぜなら、企業のパーパスが人々の「共感」を生むからだ。多くの人々が事業に共感するということは、パフォーマンスが高まり成果がでやすいだけでなく、働く人々の労働意欲が高まることも意味する。

たとえば、大手企業のビニール袋工場の生産ラインで働いているとする。CSR部門では社会貢献活動も行っているようだが、自分はビニール袋を毎日生産し出荷している。かたや、別の会社ではビニール袋の有用性をうまくつかいながら環境負荷がかからない製品をつくるという目的を掲げ、水に溶けるビニール袋を生産しているとしよう。後者の方が、より多くの人から支持されるのではないだろうか。

付け焼刃のCSR活動よりも、企業の本質的な存在意義を考えてみる必要性が問われている。大手電気機器メーカーのオムロンや、世界最大の食品・飲料会社ネスレも、パーパスを経営で重要な指針としているという。パーパスは、ビジネスを行うにおいて今後ますます重要なキーワードだ。

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