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FinTech(フィンテック)とは・意味

Fintech

FinTech(フィンテック)とは?

金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。金融サービスと情報技術が結びついた、さまざまな革新的な動きのこと。特に、IT企業と金融機関が連携・協働しながら、デジタルで効率の良い金融サービスを提供することを指す場合が多い。

フィンテックの事例としては、以下のものが挙げられる。

01. 家計簿アプリ

スマートフォンのアプリ上で、毎月のお金の動きを把握することができるサービス。銀行口座情報やクレジットカード情報等と連携し、自動的に収入や支出を家計簿アプリに反映させたり、スマートフォンのカメラ機能で撮影したレシートから金額や品目等を読み取り、自動で仕訳したりする機能が提供されている。代表的なサービスは、Money treeやマネーフォワード、家計簿Zaim。

02. 決済・送金サービス

自分の銀行口座、またはクレジットカード情報をスマートフォンアプリと連携し、キャッシュレスで送金、決済ができる。スーパーマーケットやコンビニなどの実店舗や、ネットショッピングだけでなく、個人間でのP2P(ピアツーピア)決済などにも応用できることが特徴だ。LINE Pay、楽天ペイ、Origami Pay、PayPayなどが代表的で、QRコードを使って決済する。

03. モバイルPOS

店舗が導入するサービス。小型の端末を挿入することで、スマートフォンやタブレットをクレジットカードの決済端末として利用できる。

従来は、店舗でクレジットカード決済を利用するには、店舗側に専用のカードリーダーを導入する必要があり、導入コストが負担となっていた。モバイルPOSでは、小型の端末と専用のアプリケーションをダウンロードすることで利用が可能なため、比較的安価に導入することができる。サービスとしては、AirREGI、ユビレジ、スマレジなどがある。

04. 投資・資産運用・ロボアドバイザー

ITを駆使した資産運用サービス。ユーザーの年齢や現在の資産状況、資産運用におけるリスク許容度等を入力することで、それに応じたポートフォリオ(投資先の内容)を自動的に提案してくれる。代表的なサービスは、WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)だ。

05. 仮想通貨

インターネット上で流通するデジタル通貨の一種。仲介者を通さず、P2P(ピアツーピア)の電子決済ができる。そして、法定通貨(日本円や米国ドルなど)とは違い、特定の国家による価値の保証がされていない通貨である。

ブロックチェーン技術を活用したビットコインをはじめ、イーサリアムやリップル、NEMなどさまざまな種類が存在し、それぞれ独自の特徴を持っている。

FinTechの可能性

ATMやインターネットバンキング等、以前からITと結びついてきた金融業界。フィンテックは、単なる金融機関によるテクノロジーへの投資ではなく、IT企業と金融機関との連携・協働により双方の知見や情報が組み合わさり、今までにない便利な金融サービスが提供されるところに特徴がある。

スマートフォンの普及が急速に拡大している現在、フィンテック分野は今後ますます発展が期待されるだろう。IDEAS FOR GOODでは、フィンテックの中でも「人・社会に役立つもの」だけまとめているので、ぜひ見ていってほしい。

【参照サイト】一般社団法人全国銀行協会 Fintechって何?
【関連ページ】ブロックチェーンとは・意味

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